毎日の様に登山中の事故や遭難のニュースを耳にする。
登山をしない人からすると『命をかけてまで山に行くのは何故?』と思うかも知れない。
きっと『まさか命を落とす事になるなんて思わなかった。』と考えるからだろう。
私はここの所はほとんど山には行かない。
登山者が極端に増えた。
この時期は紅葉の前で比較的空いているはず。
それでも駒ヶ岳ロープウェイのバス駐車場はかなり混んでいる。
今日の様な金曜日は夜から車で待機して朝は4時くらいからバス待ちの行列が出来る様だ。
混雑は苦手だ。
きっと多くの人は仕事を終えて何時間も車を走らせて駒ヶ根にやってくる。
暑くてうるさくて寝られない駐車場で一夜を明かしての登山だ。バスで並び、ロープウェイで並び、登山道で並ぶ。体調が悪くてもゆっくり出来ない。
極端に暑い。
夏場でも中央アルプス辺りは暑くはなかった。
日が昇るくらいに標高1300メートル位の登山口から歩き始めて木々の間を歩き、昼前の暑い時間には2500メートルを超える所にいる。
それなら暑くはなかった。
去年位からそれでも暑かった。
暑いと沢山の水を持つ。
すると重くなりさらに疲れる。
辛いのは苦手だ。
クマが多い。
上高地の観光地のど真ん中で人が襲われた。
山だけではなくて住宅にも現れる。
中央アルプスにもいっぱいいるよね。
多分クマには勝てない。
戦っても走ってもアレコレ言っても勝てない。
ネットの情報が事故や遭難の原因の一つだろう。
「空木岳は素晴らしく最高で〜す」等とサラッと書いている。ステキな写真が添えてある。
年配の女性がそう書いていると自分も楽に登れると思う。
ほとんどは何とか登って降りてくる。
沢山の人が前述の状況で登ると事故や遭難になる人は増える。
大雨によって登山道が崩れていて危険な場合もある。整備は簡単には出来ない。
低い山も高い山も同じで怖いよ。
ビビりな私はなかなか山へ向かう事が出来ない。