塾に来る理由はだいたい皆さん同じだ。
「学校のテストの点数を良くしたい。」
「テストの点数なんてそんなに良くなりません。」
良くなって欲しいから塾に来るんだろうけど、良くなるということは上にいたアイツを抜かす事になるのでそんなに簡単にはいきません。
親も子も喜んでくれるのは頑張れる様になった事だ。塾に来た皆さんを見ても殆どの人が頑張って勉強をする様になっている。
気持ちの部分で成長している。
ここは自信を持って言える。
私のお陰もあるが周りの人のお陰もある。
一対一で教えていた時よりも少人数を教えていた時よりも一対多数の方が頑張ってくれる人が多いからだ。
大勢いるのに不思議と集中出来るそうだ。
みんなが頑張っているから頑張れるらしい。
不安定だった思春期の受験生の感情が安定するので親はとても嬉しい。
ラインでこうした喜びをよく見る。
感情は良くなったり悪くなったりするということを知っておいて欲しい。
悪くなっても焦らずに良くなる努力をすれば良い。
イラストには学力と書いたがテストの点数も同じだ。
努力をしても報われない事もあるが努力をしなければ報われる事はない。
公立中学くらいのレベルなら努力を続ければ必ず結果は報われる。
塾に来て得られる意外なものが社会性だ。
駒ヶ根の学習塾なのに沢山の中学から生徒が来てくれる。
今年はなんと8つの学校の生徒がいる。
伊那中がいればパーフェクトだった。
その事だけでも生徒からすれば驚きだろう。
中体連で戦った相手と隣りで勉強して時には会話をする。
他校の女子生徒と一緒に勉強するなんて環境があったら中学生の吉田少年なら『エエとこ見せなあかん。』と思ってめちゃくちゃ頑張る。
私の仕切り方は誰よりも上手いとまでは言わないが多くの人よりは上手いだろう。
時には周りの人と協働させる。
3年生は暗記物をやって答え合わせを隣りの人とする。
90分の学習時間の日は面接練習と称して隣りの人や全体の前で自己紹介をする。
去年は男子5人で校歌を歌ってくれた。
一昨年は全員の前でアニメソングを歌った女子生徒がいた。
書道やイラストを書いて持ってきてくれて部屋に貼っている。
得意の高跳びを披露すると言う人がいるがやめて欲しい。
全中に出る人が2人もいるのでみんなで拍手をした。
この部分が塾の一番の特徴かも。
社会性については一対一の時からよく言われた。
私の経験が多いからだろう。
子供の頃や社会人としての経験に加えて今もあれこれとクビを突っ込むから他の大人よりも話題は多い。
難しい事はわからないが中学生や親御さんとの共通の話題は多い。
そうした中でどこか部活動の様な雰囲気がある。
色んな学校と学年がいる。
高校生もこそっといる。
少しだけ先輩後輩もある。
先輩は照れくさそうだ。
こうして学んだ事は一生の財産で思い出になる。
親にとっても子育てという素晴らしい人生のイベントの中でも受験や思春期という集大成の時期にこの塾に入れたのは大きい。
昨日は塾が終わってから10人以上の親御さんとラインでやり取りをした。
半分は生徒に関係する無駄話だ。
こんな塾が昔の大阪にあったら俺は絶対に勉強を頑張って他校の女子生徒にモテようとした。
でも当時は他校の男子と一緒になると何故か後日殴り込みとかそんな風にしかならなかったからダメかも知れない。