無職の恐怖

sawch

2025年03月08日 06:56



間もなく塾が終わる。
同時に私は無職となり収入はなくなる。
これはなかなかの恐怖だ。
自分の居所というか役割りというか、
とにかく何もなくなる。

108歳の散髪屋のおばあさんがギネスに載ったらしい。
街の食堂にはかなりの年配の人が働いている、
しかし多くの人は無職になる。
早期退職も流行っている。
いずれにせよなる時は恐怖と楽しみの両方ある人が多いのではないか。

数年前に四国一周を歩いた時に宿帳に「無職」と書いたことがあった。何となく恥ずかしかった。

「来年度もお願いします」と言ってくれる人もいなくはないが実際に復帰出来るかどうかはわからない。
広い場所を借りて安い料金にしてしまったのでそれなりの人数がいないと復帰は出来ない。実際には誰も来ないかも知れない。身体を壊して出来なくなるかも知れない。沢山の生徒を預かり何もかも自分で決めなくてはいけなくいプレッシャーは大きい。休むと迷惑をかけてしまうのでそれも嫌だ。そうした仕事から逃れられる安心もある。

とにかく来週は無職だ。しばらく消える。
どこかの宿で「無職」と書いてくる。

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