2024年11月15日
漢字は書けますか?
家庭教師に行くとたった今まで漢字を書いていたと思われる生徒がよくいた。
中学から毎日の宿題として漢字を書くことが課せられていた。
「ちょつと失礼、」
そう言ってノートを取り上げて今書いたばかりの漢字を書くように言ってみる。
書けない事が多い。
「たった今書いてた漢字なのに書けないの?」
「ただ書いただけなんで」
とバツが悪そうに言う。
毎日毎日漢字の練習をしているのに書けない。
それが当たり前だった。
『漢字を書くだけの宿題なんて意味がない。』
私はいつもそう言っていた。
今はどうなんだろう。
漢字の宿題は無くなったのかも知れない。
少なくとも以前の様に毎日かなりの量を書くといった宿題は無くなった様だ。
それが影響しているのかも知れないがさらに漢字を書けなくなっている。
「おだのぶなが」は「織田信長」だ。
社会の練習でひらがなで書いて自分で◯を付けている。
学校のテストで漢字を書く事が求められなければ良いという人が多い。
「後醍醐天皇」は「ごたいごてんのー」ではない。
「漢字は無くして全部ひらがなで書けば良いと思います。」と話した生徒がいるがひらがなばかりの文章は読みにくくて仕方ない。
高校入試では以前は読みが10点、書きが20点の30点が漢字だったので中学のテストでも漢字が多く出た。
今はかなり減っている。
スマホで入力する事が多くてその場合は候補が示されるので選択出来る程度の知識があれば良い。
漢字を実際に書く場面は少くて自分の名前や住所くらいを書ければ良いのかも知れない。
学習塾をやっている私も多分幾らも書けない。
それで良いのだろうか?
こうちよーせんせいはぜっこうちょ〜。
こんな文章しか書けなくなるのは意外とすぐ先かも知れない。
Posted by sawch at 07:39│Comments(0)
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