プロフィール
sawch
sawch
駒ヶ根市赤穂の個人学習塾です

塾以外の雑談や趣味や独り言が多いですが、
どなたでもコメント大歓迎です。


ホームページも是非見て下さい。
https://yoshidakids.com 駒ヶ根吉田塾
< 2023年12>
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

アクセスカウンタ

2023年12月30日

今年もありがとうございました



今年の吉田塾は今日で終わりです。
今日も90分の塾に15人もの中学生の皆さんが来てくれて嬉しいです。

今日は周りの人とおしゃべりをしたり、
アメを食べたり、写真を撮ったり、
外から見える様にしました。

来年も色々と考えて楽しい塾にします。
生徒のご家庭の方は是非色んな形で盛り上げて下さい。

来年の世の中は穏やかであって欲しいです。

  
Posted by sawch at 19:46Comments(0)

2023年12月29日

70点上げるなんて無理やろ



ようやく昨日から冬休みに生徒全員が入った。
もうちょい早くからが良いと思う。

「次のテストで70点上げなさい」と学校の担任から言われた生徒がいる。何故か2人も。違う中学なのに。
そんなん無理。五教科で180点の生徒が250点になるという事だ。
この時期に一気に70点もテストの点数が上がるなんて私の生徒では聞いたこともない。

70点上がったら志望校に届くからという事なんだろう。
それなら「250点取ったら志望校に届くけどどうだろう?」くらいの話しをして欲しい。
夏の時期なら頑張らせるために70点上げろも良いかも知れない。

しかし次のテストはあと10日程度だ。
三者面談からでも1ヶ月もないはずだ。

30点くらいなら上がる事はある。
でも30点上がったら志望校を変更せずに受ける?
万一に70点上がったら?
本番でどのくらい取れるかわからない。
受験はそういう事だ。
リスクは覚悟しないといけない。
「私はこの学校に受かるでしょうか?」
と聞く生徒がいる。
「本番で何点取るかな?」
と答える様にしている。
「それはわかりません。」
「じゃ俺もわからないわ」
となる。

言える事はやらないと下がるという事。
やっても上がるのは難しいのに、
やらなければ下がる。
辛い現実だ。

だから早くからやれって言ったやろ。
と今さら言っても仕方がない。
できる事は沢山やるだけ。
やる事は聞き飽きるほど言ってる。

願書を出す直前まで必死にやるしかない。
あと2回の学校のテストの結果で判断するしかない。

のんびりと年末年始を楽しむのは来年にしよう。
家族全体でがまんしよう。

70点上げるとか言われてもどうしたら良いのかわからないけど自分で何をやるのか必死に考えて少しでも沢山勉強しよう。それしかないよ。
  
Posted by sawch at 08:55Comments(0)

2023年12月28日

受験には作戦が必要です



去年も今年も高校受験生が20人以上も塾に来てくれた。

勉強が得意な人も苦手な人もいる。
全員の生徒が全力で受験に臨める様にするのが私の仕事だ。

もう一つの重要な要素がある。
作戦だ。
どこの学校をどう受験するのかという事の重要性が上手く伝えられないケースが多いのが残念だ。
学校の先生の言う事を鵜呑みにしてしまう人がいる。鵜呑みと言うよりも指示された形で受験する人がいる。
例えば駒ヶ根や飯島に住んでいながら塩尻や茅野の私立高校を滑り止めとして受ける様に指示されて受け入れる事だ。
滑り止めという事は第一志望にチャレンジして駄目ならそこへ行くという事だ。
通えるのか?通うつもりはあるのか?
生徒にそこを尋ねると「行きません」と言う。
それなら第一志望を下げるかそのまま受けるかであって滑り止めは意味がない。
一つ受かった安心感で第一志望に実力を出しやすいという先生がいるらしいがそれで良いのか?

内申点を生かした受験にするのかしないのかの判断は必要だ。
前期試験がない高校を受ける場合も高校によっては穴場と思える学校がある。
商業、工業、農業、国際、等の学科にこだわり過ぎる余裕がある点数を取っているか。
どこへ行っても数学もあれば英語も体育もある。
その道に進むと決まった訳ではなくて授業の幾つかが専門科目だという事だ。
知らない事を勉強出来るのはワクワクすると考えても良いかも知れない。

こだわり過ぎるし、点数は足らないし、人によだては面接が嫌いだというし、では選択肢が狭まる。

『この生徒は上手いことこの高校に入ったな〜』と感じる様な生徒は自信たっぷりで人生が変わった。
私はアドバイスはするが責任は家庭と本人なので情報の押し付けはしない。
聞いてくれたらわかる限り答えるが聞いて来ないと答えようがない。  
Posted by sawch at 09:14Comments(0)

2023年12月27日

郵便配達



『凄いな〜』と思う事の一つに郵便配達がある。
どこを歩いていても郵便配達のバイクが走っている。
日本中のどこへ行っても毎日走っている。
たった数十円で遠くまで配達してくれる。
『凄いな〜』

私も高校生の冬休みは3年間郵便配達をした。
年賀状配達の為に少し早目からバイトに入る。
かなりの距離を自転車で走る。郵便物と言ってもそれなりに重い。
大阪と言っても冬は寒いし坂道もある。
1日のバイトでLPレコードが1枚買えるくらいのお金を貰えた。
体力と若さがあったのだろう。しんどいとは感じなかった。

年賀状を配る日はヒーローになった気分だった。
ポストの前には子供がいて大喜びをしたり、
お年寄りがいてお年玉をくれた事もあった。

駒ヶ根に来た頃は赤穂高校の野球部の生徒達が自転車で郵便配達をしていた。
大阪よりも寒くて坂道が多い。雪道の場合もある。生徒だった人に聞くとボール等の用具を買うためと体力強化の為に部員でやっていると話してくれた。

今はそういう人は見かけない。
年賀状そのものを書かない。

年末年始の風物詩がまた一つ消えようとしている。  
Posted by sawch at 08:57Comments(0)独り言

2023年12月26日

長野県の学校で直してほしい所



駒ヶ根に移住して26年が過ぎてもなお気に入って住んでいる。3人の息子は長野県の学校を出てアチコチで住んでいる。

そんなお気に入りの長野県だが学校は大阪と比べて独特で直して欲しい所が幾つもある。

それは統一性がなくてバラバラな事だ。
長期休みは短い事もあるが日程も学校な年によってバラバラだ。兄弟で一緒になっているとありがたい。
息子が通った小学校と中学校では二学期制の時があった。
「行事を減らして授業を充實させるため」との説明たった。
『修業式と始業式が1回減る事にそれほどメリットはない』と思った。

10月くらいのある日に突然通知表を持ち帰って来て驚いた。

学校によって定期テストが無かったり、長期休みの宿題が無かったりする。
方向としては賛成だが全県で統一しないと高校入試で不利になる場合が多い。

中学校で使う問題集は毎年の様にコロコロ変わる。駒ヶ根市に問い合わせると「教員が子供たちの事を考えて選んだものだ。」との返答だった。
本当にそうであれば毎年の様に変わるのは何故か?前の年の先生の選択は間違っていたのか?
因みに問題集そのものはそれほど変わりはしない。

提出ノートがあったり無かったりする。
息子の時は4教科有った。
社会だけがなかった。
中学校に入学してまだ授業が一度も無いのに理科の提出ノートを出すように言われて困っていた。

あるクラスは数学の提出ノートがなかった。
「チェックするのが面倒くさい」と教科担任が言ったらしい。

私の様に小さな塾であっても7つの中学校の生徒が
いる。聞いてみるとあまりにもバラバラで驚く事が多い。
既に冬休みに入った人もいる。
明後日になってやっと冬休みになる人もいる。
「やりにくいわ」

息子がいたサッカーのクラブチームは10以上の中学校の生徒がいてテスト日程が1ヶ月くらいは違っていた。ほとんど年中に渡ってメンバーの誰かがテスト前でお休みになっていた。
「学習塾を通して他校に問題が漏れる」との理由でテスト用紙を回収するといった誰のテストかわからない理不尽な対応はやめて下さい。  
Posted by sawch at 08:04Comments(0)

2023年12月25日

クリスマスだったの?



昨日はクリスマスイブで今日がクリスマスなんだ

子供が大きくなっていなくなると関係なくなるんだね。

子供たちは紙に欲しいプレゼントを書いていた。
クリスマスツリーの下に置いて手を合わせていた。『お寺か?』と笑った。

小学校の高学年になるともうサンタさんなど信じていないのかと思った。
でも欲しいプレゼントを書いた紙を親には見られない様にしていた。

ベランダや玄関や風呂場に隠したプレゼントを見つけた時の嬉しそうな事。
3人で大騒ぎをして袋を開けていた。
自分のプレゼントを見せながら他の人のが気になって仕方なかった。

夕食はヤンチャな子供たちがかなり作っていた。
私は我が子の為に仕事に行って留守にした。
子供たちが私にもプレゼントをくれたりディナーで驚かせるためだ。

今はもう昔の話しになってしまった。
  
Posted by sawch at 17:53Comments(0)独り言

2023年12月23日

塾の冬休みバージョンがスタート



今日は塾の冬休みバージョンがスタートしました。

普段と違って午後のまだ明るい時間の勉強です。
曜日に関係なくているので違うメンバーと一緒になります。
3年生も2年生も駒ヶ根、飯島、松川、宮田の皆さんが楽しそうに勉強をしていました。

過去問題集をやって出来なかった所を説明して行きます。
二巡目をやる事で頭の引き出しに受験問題が入ります。
2年生は英語の教科書の日本語訳をしました。
数学の証明もしました。
こちらからの押しつけでなくて自分で考えた必要な所をやる形が良いです。

写真を撮ってご家庭に送りました。
みんな笑顔です。
写真を見て家族も笑顔になって欲しいです。

今夜は福井から取り寄せた鯖の生寿司です。
身が3センチ位あってめっちゃ美味そう!  
Posted by sawch at 17:59Comments(0)

2023年12月22日

冬至



冬至の日の南中高度の求め方は覚えていますか?
高校受験生はできるようにしましょう。

厳しい寒さが始まったと感じるここ数日ですが今日はもう冬至です。
1年で一番日が短いのが今日です。
明日からは少しずつ長くなるのです。
10日ほど経って正月明けには少し実感できる様になりますね。

家から見える日の出の場所が一番北になるのが今日です。

それにしても寒いわ。
冬が至るって名前からして寒いわ。
冬になると大阪に帰りたくなる。  
Posted by sawch at 07:55Comments(0)

2023年12月19日

危機が迫っている



気候変動、少子化、戦争、

どれもヤバい。

ココ数年は穏やかな日が少い気がする。
駒ヶ根は冬でもほとんど雪がなくてぽかぽか陽が当たっている印象だった。
夏はそれほど暑くなくて日陰に入れば気持ち良かった。
秋や春の穏やかな気候が長く続いていて過ごしやすいと思った。

冷房を使わなくなったらすぐに暖房が必要なほど厳しい気候になってしまった。

週末に街へ出ても子供たちが少ない。
子供たちだけで遊んでいるのを見ることが特に減った様に思う。
家族で過ごしたり部活動等も良いが大人がいない子供だけの時間が育んでくれる大事な時間だ。
そもそも子供が減っているんだけど。

「自衛隊なんて歩く練習だけで税金のムダだ。」
等と自衛隊にいる友人に冗談で話したら
「北海道演習ではクワガタを沢山取って売るんだぞ。」と明かしてくれた。
「三食昼寝とプール付きで9万円」と元不良だった友人はのどかに笑った。
昭和の日本は戦争なんて遠くの昔のものだと思っていた。
私の息子は自衛隊にいる。
まさかとは思っているが昭和のあの時の様にのどかではいられない。

  
Posted by sawch at 08:35Comments(0)独り言

2023年12月18日

中学校はどこへ向かうのか?



中学2年生に高校受験対策の問題集が配られた。
新研究、マイペース、整理と対策、色んな会社からのものから各中学が選んでいる。
何故か毎年の様にコロコロと違うものが使われる。その時の教科の先生の好みだと思うがそんなにコロコロと変わるのは不思議に思う。

赤穂中学の理科は何月何日までにこのページをやって提出というのが細かく指示されている。
日にちは覚えてないが12月15日まで、12月25日まで、1月7日まで、、、、と5.6回の締め切りがあった。
まだ2年生なのに大変だ。

20年程も昔の同じ赤穂中学だ。
3年生の夏くらいにあたらしく生徒になった人がいたが新研究を持っていないと言う。
「買うのは自由だと先生が言ったので買わなかった」そうだ。もちろん提出の宿題はない。

それからもしばらくは3年になってからの購入だった。
定期テスト範囲にはなっていたが提出の宿題はなかった。

今は2年生の12月には配られていて細かく提出の宿題がある。

伊那の中学は宿題がなかったり通知表がなかったり、定期テストが少なかったりするそうだ。

高校受験ではどっちが有利なんだろう?
もし大して差がないのなら伊那の様に楽な方が良い。
やはり赤穂中学の方が沢山合格するのだろうか?
そうじゃないと赤穂中学の生徒は気の毒だ。

今後はさらに厳しく細かく管理されるのか?

ずっと関わっている私からすればこの辺りの中学生の全体がかなり学力低下の傾向がある。

沢山やっても塾へ行っても同じって事か?

俺もどこへ向かえば良いのだろう?  
Posted by sawch at 09:36Comments(0)

2023年12月17日

冬期講習はオススメしません



昔々私は雇われて学習塾の冬期講習の講師をした事があります。

日に3時間を5日連続で行なうものでした。
学校のテストの点数を聞いてそれに基づいて学力別にクラスを分けていた。
これで4万いくらの料金だったかと思います。

ちょっと高いけどめっちゃいいやん!
奮発しちゃえ!

そう思う親が多かった事と思います。
その時の私は経験が少なくてよくわかりませんでした。

今ならわかります。
オススメしません。
5日で五教科をやるので1日に一教科です。
3年分を3時間でやるので1年分は1時間です。
例えば3年生の数学なら式の展開、因数分解、平方根、二次方程式、線分の比、三平方の定理、等簡単な計算だけでも色々とある。
1つを10分でやらないといけない。
解らなくて困っていても待ってあげられない。

逆に言えば「自分は因数分解は出来るが平方根が苦手」「数学よりも理科を良くしたい。」といった個々の希望には対応出来ない。

さらに言えば3年生の冬休みは遅すぎる。
通塾した中でのプラスアルファとしてならともかく冬期講習に来るだけでは焼け石に水だし、遅すぎる。
内申点は出てしまっている。
人気がある先生は忙しくて知らない生徒を相手に冬期講習等はやらない。
当時の私の様な初心者しか空いていないだろう。

しっかりとやっている生徒がさらにレベルアップの為にどこかの冬期講習に入るのなら良い。

冬休みのちょっとだけの講習に行けば少しは良くなるだろうと思うのはずっと頑張っていた人からすると『そんな都合の良い話しはない』と思うだろう。

それなら自分でやるのが良い。
自分でやれない様な人は競争に負けて行きたい高校に行けない。当たり前だ。

そんな美味い話しは無い。という事で吉田塾では冬期講習だけの参加は出来ません。
塾はいっぱいなので新しい人を受け入れる余裕はありません。

せっかく興味を持って下さった方は何とか自力で頑張るのが唯一残された良い方法です。
  
Posted by sawch at 21:17Comments(0)

2023年12月16日

マツコは天才



マツコデラックスという人をご存知ですか。

特に好きでも嫌いでもないがテレビで見ると
コンビニの商品の事や昔のアイドルの事や色んな事に詳しいのが驚きだ。

中でも『この人は天才だわ。』と思った程的を得ている言葉がある。

「バックコーラスが一番エロいわ」

ユーチューブでコンサートの動画を見るとまさしくその通りだ。
ユーミンやサザンのコンサート動画を見るとこの言葉を思い出して笑ってしまう程当たっている。

バックコーラスの女性達は私の周りにはいない様なハイソな感じで表現豊かに歌っている。
『きっと横浜とか湘南とかの海が見えるテラスで昼からワインやシャンパンを飲んでランチをしているのだろう』
そう思うといっそうおかしい。

それに気がついたマツコは天才だわ。  
Posted by sawch at 10:01Comments(0)独り言

2023年12月14日

体験して成長しよう



中学2年生の時に朝刊配達をした。
まだ真っ暗な3時くらいに起きた。

30万円もするステレオが欲しかったがお年玉では足らなかったのだ。
親を説得して担任を説得した。

1人で読売新聞の販売店に行った。
自転車で80軒程に朝刊を配った。
毎朝暗い時間に1時間半程も仕事をした。

1ヶ月が終わって給料を貰った。
たったの15000円だった。
昔とはいえ1日500円だ。
過酷な労働に見合わないと中2ながらに思った。

3年生の冬まで続けた。
終わってから聞いた話しだ。
朝日新聞の販売店は30000円貰えたそうだ。
しかも折込チラシを入れる作業がなくて、
高校野球を見に甲子園へ連れて行ってくれたそうだ。
「朝日新聞は中学生を雇わない。」
担任が言った言葉を真に受けて阪神ファンの私は読売に行った。
朝日新聞でも学校の許可があれば雇ってくれたらしい。

最初に条件の交渉や確認をしなくてはいけないと学んだ。

間違った情報をくれた担任と初めに一緒に販売店に行ってくれなかった親を恨んだ。

しかしその事で学べた事は多くて、後に両方に感謝した。
認めてくれただけでもありがたいと思った。

周りの中学生よりも度胸のある人になった。
中学を卒業する春休みには飛び込みで郵便局へ行き配達のバイトをした。
駒ヶ根の10倍以上の人がいる街の大きな郵便局へ1人で入って行き「配達のバイトがしたい」と伝えて地域や時間、給料等を聞いて納得してからバイトをした。

こういう体験がその後の社会人としての営業成績や今の仕事にも繋がっている。

周りがセッティングしてくれた体験ではなくて自分でやってみる体験が面白い。  
Posted by sawch at 08:57Comments(0)

2023年12月13日

塾のトイレに棲む赤ちゃん



塾の休憩時間に2人の生徒が私のそばにやってきて言った。
「トイレに誰かが入っていて全然出て来ないんです。」
「そんな小学生みたいな事を言ってなくて待ってれば良いじゃん。」
私はそう言いながらもふとトイレを見た。
入り口には2つのスリッパがトイレの方を向いて並んでいる。
トイレを覗くと誰もいない。
幾つかの小便器と個室が1つだけのトイレだ。
この辺りで私は多少の混乱をして頭が回らなくなった。
『なんで誰もおらんのやろう?』
教室の中を見れば全員が着席している。
混乱が大きくなり2人の生徒を連れてトイレに入った。
恐る恐る個室に近づくとカギの所が赤色になっている。
『やはり中に誰かいる。』
『2人か?1人か?』

トイレをノックした。
反応がない。
勇気を出して声をかけた。
「すみません、誰かいますか?」
返事がない。

マイナスのドライバーを塾から持って来てトイレのドアを開けようとした。
上手く差し込む事が出来ない。
右手にドライバーを持ったまま左手でドアの上を握って身体を固定しようとした。
なかなか差し込めない。
その時だ。
左手に何か柔らかいものが触れた。
ドキッとした。
赤ちゃんの様な小さな手が私の手の上に乗っている。
身体が硬直して動かなくなって声さえも出なかった。
『腰を抜かすってこんな感じなのか。』
何故か考えたのはそれだった。
2人の生徒は私の右手を見つめていて左手の上の赤ちゃんの手には気づいていない。

「ガシャ〜ン」
次の瞬間、ドアが空いて私の身体はトイレの中になだれ込んでしまった。
硬くなった私の身体を誰かが押し込んだようにさえ思えた。

そこには便器が1つあるだけだった。
他には誰もいなかった。
私の後ろにいたはずの2人の生徒もいなかった。

『そうだ、さっき確認したら教室の生徒はみんないたよな。じゃあの2人の生徒は誰だったのだろう?』

身体はまた硬くなりトイレに閉じ込められた様になってしまった。
少しでも早く逃げ出したいのに誰もいないトイレの個室に半分身体を入れて左手はドアの上に置いたままで固まってしまった。

ここで私の奇妙な夢から覚めた。
左手の上に何かが乗っている様な感覚が残っていてぞっとした。  
Posted by sawch at 08:17Comments(0)

2023年12月12日

リンゴを愛するシーンが日本中にある



塾の生徒のお宅に送って頂いたリンゴがアチコチに届いた。
去年までの数年間も別の生徒のお宅に送って頂いた。

送り先から「立派な美味しいリンゴだね〜」と連絡が相次ぐ。

愛媛でみかん農家を営むおじの所からだ。
3月に100歳で亡くなった祖母の法事があるのでお墓に供えてくるとの事だ。愛媛の端っこの海に面した小さな過疎地だ。集落のさらに端っこの急な石段を上ると墓がある。転がり落ちそうな急な坂なのに並べただけの石段を上る。年寄にはキツイだろう。墓には祖母や祖父、私をかわいがってくれた曾祖父母も眠っている。私が信州にいる事も知らないかも知れない。

大阪の母はリンゴが届いてすぐに仏壇に供えたそうだ。父は喜んでくれているだろう。

神奈川に住む長男には2人の幼い子供がいる。
下の子はまだすりおろしたのを食べるかな。
上の子はそのままかぶりついているだろうな。
リンゴが好きなので今年のは特に喜ぶだろうな。

福岡に住む次男は会社の寮にいる。
「蜜がいっぱいで美味しいよ」とわざわざ半分に切った写真を送って来た。
「会社の先輩達に配る」と言っていた。
普段お世話になっている人達も喜んでくれるだろう。
去年は次男も一緒にリンゴ収穫をした。
今年も帰省したがタイミングが合わなかった。
年末年始は寮の部屋でリンゴを食べて過ごすのだろう。

駒ヶ根の畑から送られたリンゴが日本各地で色んなシーンを作っているという事に思いを馳せられる人でいたい。
目の前にあるリンゴを作る為に農家がどれほどの手間と苦労をしているのかという事に思いを馳せられる人でいたい。  
Posted by sawch at 07:37Comments(0)

2023年12月11日

東春近を歩く





東春近の春富中学を過ぎてキッツという大きな会社を過ぎて右へ曲がると福地という集落への看板があるがその先に車をとめる。

そこから三峰川のマレットゴルフ場方面へ歩き始める。
こんなに広くて平らな土地があった事を知らなかった。伊那谷は平らと言っても天竜川への下りになっている所が多いがここは真っ平らだ。
きっと元々は傾斜があったはずだが先人が苦労をして平らにしたのだろう。それなのに田んぼばかりなので水を引くのはさぞ大変だろうと思った。
我が家からも見える中央アルプスだが角度が変わると違う山に見える。
空木岳はよく見えるがきっと駒ヶ岳や宝剣岳は見えてない。
しばらく歩いて集落に入ると「ご自由にお持ち帰りください」とカブが沢山置いてあった。
小さなモノを2つ頂いて手に持って歩いた。
三峰川の脇に下って上流へ進む。
ごみ処理施設がある公園で休憩する。
足湯は冬場はお休みのようだ。
ここで引き返すが同じ道ではなくて少しだけ上り下りがある山のふもとを歩く。
東光寺や滋眼寺といったお寺が集落を見下ろす場所にある。
そこから見ると歩いて来た辺りが見える。
昔の住居が遺跡として残されている。
大昔から人が住むには良い場所だったのだろう。
富県小の裏を通る道はずっと繋がっている。
高遠から駒ヶ根辺りを結ぶ街道だったのかも知れない。

12キロ位歩くと元に戻る。
お寺を巡らなければ大した坂がなくて楽だ。
出来ればお寺を巡ると一層のどかになる。
その時は何か食べるものを持って足湯の所でしっかり休むと良い。

ただひなたばかりなので夏は厳しいだろう。
吹きさらしの田んぼを長く歩くので風が強い冬も厳しいだろう。
この時期か春が良い。
きっと春が一番良い。
また春に歩こう。
途中で知り合った美容師さんの家でおしゃべりさせて貰うのが楽しみだ。  
Posted by sawch at 08:56Comments(0)歩く

2023年12月08日

子育て支援、大丈夫?



大学の学費が無料になるとか、
そんな大盤振る舞いが突然出てきて驚きです。

一方では年金制度が少しだけ変わったとか、
パート従業員の税制が少しだけ変わったとか、
NiSAとか、

よくはわからないが一年で僅かな金額の変化に大騒ぎをしている。
消費税が少しだけ変われば大変な事になる。

大学の学費の1000万近くを突然払わなくても良いという事?

日本は大丈夫かな?

借金だらけなのに大丈夫かな?

さらに借金を増す事になるよね。

子育て支援を受けた子供たちが払う事になるよね。

国全体の経済力が下がっている中で借金を増やしても大丈夫?
その借金を重ねるのはそこで良いのかな?

就職するよりも4年間遊ぶつもりで大学に行こうと思う人が増えるだろうな。
何せタダでしょ?
ますます人手不足になる。

大学は勉強が得意でしたい人が行く所で、就職機会を遅らせるために行く所ではないはず。
私の生徒でも「社会にはまだ出られないから大学へ行く」という人はいた。

それがさらに増えるよな。

俺が行ってもタダかな?
1回は行ったけど大学って何回でも行けるのかな?
同期が不純なオッサンでも良いのかな?
俺は三人兄弟だしタダかな?
女子大生と合コンとか出来るかな?

俺はともかくとして20代の私の息子達なら行けるよね。三人兄弟だし、大学へは行ってないし。
せっかく働いているんだけど。

誰が学費を払ってくれるんだろう?
学費をもっと高くするんじゃないかな?  
Posted by sawch at 08:56Comments(0)

2023年12月05日

頑張る力



皇后陛下の雅子様は東京大学法学部とアメリカのハーバード大学を卒業されたという事は多くの人が知っている。

その後、40倍の競争率を勝ち抜いて一発で外交官
試験に合格したしたそうだ。その時の勉強時間が毎日19時間にも及んだと聞いて驚いた。

『1日って何時間?』
『自分の時間はあるのか?』
この話しを聞いた私はそう思ったものだ。

どんなに勉強が出来る人でも最後は沢山やるしかないという事なのだろう。
それにしても凄まじい。

「進学校に合格したいなら平日7時間、休みの日には10時間」かつては自分の塾の生徒に課していた。
自分の目につくカレンダーにその日の勉強時間を書かせていた。
今の生徒にそれをやらせても上手く行く様な気がしない。

この7時間とか10時間というのは沢山やるための目標であって「何時間やれば良いですか?」の答えではない。

「頑張っているけど結果が出ない」
そう言う人は多いが、私の塾に通う事で少しだけ近道になるだろう。
学校の先生や親の経験からのアドバイスも少しだけ近道だ。
それでも結果が出ないのならやるしかない。

やれる力が自分の力だ。
沢山やれる人が強い。
やれないのならそれが自分の力だし、
やれないのに誰かが助けてくれて
「行きたい高校」に行くのは難しい。

「平日7時間、休日10時間」の様に時間の目標を設定するのも良い。
「新研究の基本のページを五教科全て2週間でやる」の様な量の目標でも良い。
「次回テストで50点アップ」でも良いが、それを達成するための目標もいると思う。

頑張る力が無くてひ弱な人が増えている様に感じる。大人になる前に頑張る力を身につけたい。
高校入試が頑張る力を身につけるチャンスだ。

結果を目標として頑張る力を得る事が大事だ。
  
Posted by sawch at 07:57Comments(0)

2023年12月04日

平和主義




中学生の社会化の公民に憲法第9条平和主義というのがある。
表面的な事しか解らない私は特にココ数年中学生からの質問が来ないだろうかと怯えている。

「戦争放棄とありますがどこかの国が攻めてきたらどうするのですか?」
こう質問されたらどう答えるべきかと考えるが解らない。
常にどこかの国で戦争が起きている。
ここ数年はテレビ等で目にすることが多い。
日本の周りも以前よりも物騒になっているのかも知れない。

「戦争をしないためには武器を持たない事が良い。」
と説明しても
「それでも攻めてきたらどうしますか?」
と聞かれたらどう答えるのか。
「みんなの考えはどうかな?」
と逃げるしかない。

今起きている戦争が終わる事を願う事しか出来ないのだろうか。
「父と兄が殺された」とテレビで叫んでいた少年がいた。
「戦争が終わったよ。良かったね。」
と単純に思えるだろうか。
「復讐してやる」と思わないだろうか。
奪われたものを奪い返そうと思わないだろうか。

それでもまずは終わって欲しい。  
Posted by sawch at 07:47Comments(0)

2023年12月01日

学力低下が止まらない



私が教えた生徒で一番年上の人は今は40歳になっているだろう。
教え始めた頃に『何でこんなん出来ないの?』
と驚く事が多かった。

当時は駒ヶ根や伊那で塾や家庭教師をやっている人と積極的に交流する機会を持つ事で早くしっかりと教えられる様に努めた。
その人達全員が「学力低下」を嘆いていた。
その当時でさえも過去より学力低下していると口を揃えて言うのだ。

それから25年になるが「学力低下」は止まらない。「人口減少」「温暖化」と同じ位で本来は目に見えてわかるはずもないものだが間違いなくおこっている事実だ。

拍車をかけたのが「ゆとり教育」だろう。
18歳から36歳位までの人が受けた教育で学習内容を減らして教える側も教わる側も「ゆとり」を持てる様にする事で「考える力」を身につけさせようとしたものだろう。
これは上手く行かなかった。

18歳よりも下の年齢の人にはまた学習内容を増やしつつある。
しかし「学力低下」は止まらない。
生活に「ゆとり」が出来過ぎたのが大きな理由だろう。小さな頃からスマホやゲームで自由に遊べて通学は車が当たり前というゆとりの生活だ。
子供が王様の様な扱いを受けて育ってきた。
「競争」は死語になりつつある。運動会、登山、マラソン大会、はもはや地域のお年寄りのものよりも緩くなりつつある。部活動も緩くなっている。

家族関係は良くなっている様だが、親子だけでまとまっていて地域等周りの人との繋がりは弱くなり、親子共にのんびりとしていてかつ神経質で過敏症になっている。
逞しさや頑張る力を持った生徒は少ない。
成績がトップの生徒が塾に何人もいたが彼らはともかく平均レベルの生徒の頑張る力が低い。

15年位前は私も厳しく接していた。
「この学校に入るのならこの時期にこのレベルはやりなさい、どうしてもイヤなら諦めろ!」と言って、叱り飛ばして、「言われた事をやってから出直せ」とその日の勉強を中止にしたこともあった。
今よりは成績が良くなる生徒が多かったと思う。

今の生徒にそれをやると叱られた経験の乏しい親も子供もトラウマになるかも知れない。
私が訴えられても困るので緩く関わる様にしている。

稀にいる努力の天才はともかく、殆どの人は低い学力のまま普通教育を終えてしまう。

それも学校やましてや塾の責任だと思うのか?
我が子に漢字を書かせれば良くわかる。
驚くほど書けないし、言葉を知らないし、さらに驚くのが日本語が理解出来ない事だろう。

日常的にスマホを使い単語や絵文字だけのやり取りしかしてなくて、すぐにリセット出来るゲームしかしていないので日本語が読めない。ましてや書くなんてやろうともしない。

漢字さえも日本語さえも出来ない事を誰かの責任とするのは正しくない。

学校からの基礎問題集を全て出来る生徒は私の塾にはいない。
何回かやればあのくらいは全て覚えて出来るようになるのに。

それが出来るだけで地域の高校ならどこへでも行けるのに。  
Posted by sawch at 09:17Comments(0)