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駒ヶ根市赤穂の個人学習塾です

塾以外の雑談や趣味や独り言が多いですが、
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2023年02月28日

家庭教師の作り話 男々しいヤツ



高校3年生の男子生徒はヤンチャなヤツだった。
中学の同級生は他の高校に進んだがみんな退学してヤンキーになっているらしい。
彼だけが勉強が出来て今の高校に来たそうだ。

しかし二度停学になり学業はさっぱりで3年生になれない心配があって私に依頼してきた。

バスケ部で体が大きく金色のチェーンをチャラチャラ首に巻いていた。

私にはとても懐いていて進級が出来た後も家庭教師を続けたいと熱望されて勉強していた。

「おい、どうしたんや?元気ないな。」

「大丈夫です。」

「大丈夫なら気合入れてヤレや!」

私は少しイライラして言った。

「すみません、実は、、、」

そう言って語り始めた。

「2年の女と付き合ってるって知ってますよね。」

「そいつにふられたんですよ。」

「なんで?」

聞いてやらないと勉強どころではない様子だ。

「慣れない受験勉強でちょっとイライラしてたんです。」
「それでちょっとしたことで怒っちゃって。」
「それでもついてくると思って突き放す様に言ったらそのままになっちゃったんです。」

「俺、2,3日で2kg痩せたんです。」
「あいつは友達とかと普通に笑ってたりするんです。」
「俺はずっとあいつの幸せを願ってるんですけどあいつは俺の事なんてどうでも良いみたいで、」

「先生〜笑わないで下さいよ。」

「ごめんごめん。」

「知ってるか?」
「めめしいってのは女々しいじゃなくて男々しいって書くんやぞ。」

「マジそうっすね。」

チャラチャラと金のチェーンを鳴らしながら大きく体を揺らして笑っていた。  
Posted by sawch at 21:51Comments(0)

2023年02月27日

子は親の鏡



子は親の鏡とは良く言ったものだ。

家庭教師をしていた頃は家の中の様子が否応なくわかってしまっていた。

お母さん、お父さん、兄弟姉妹、おじいさん、おばあさん、が子どもに与える影響は大きい。

優しいおばあさんがいる家の子どもは優しいが、おっとりしすぎな子が多い印象だ。

結果だけを見て非難するお父さんがいる家の子は萎縮していたりグレていたりした。

家庭教師ではなくて塾となったので家の様子はわからない。
しかしラインでのやり取りが頻繁になった。
ほとんどがお母さんとのやり取りだ。
私の塾に預けようと思う人なので塾に丸投げにする人はいない。
無理でも何でもナンとかしろ!とめちゃくちゃな人はいない。
親はわからないからお金は出すので高校に入れて欲しいという人は?
多かれ少なかれこういう気持ちを持っている人はいるかも知れない。
我が子に愛情を持っているのは当然かも知れないが、それを行動に表すかどうかで差が生じる。
子どもとどう向き合うのか?
学校とどう向き合うのか?
塾とはどう向き合うのか?

せっかくの御縁なので関わるひと達から何かを得られる人は幸せだ。

「あの担任は外れだ。」
「塾は成績を上げてくれさえすれば良い。」
そう考えるよりも幸せだ。

私自身はそう考える様になってきた。
せっかくの御縁の生徒達やご家族の皆さんから何かを得たい。

難しく考えなくても人が好きになれる人が幸せだろう。
中学生を見ていると人に関心を持てる人は楽しそうだ。
そんな生徒の親はまた楽しそうだ。

そういう人が人生で成功するのだろう。  
Posted by sawch at 13:14Comments(0)

2023年02月24日

高校入試



高校入試まであと10日あまりと迫ってきた。
塾ではかなりの数の生徒が受験する。

私立高校や公立高校の前期選抜試験で合格して既に受験を終えた生徒がかなりいる。

そうした中での受験勉強は辛い。
全員一斉の学力試験での入試が良い。

生まれて初めての試練で辛いだろうな。
吉田塾に来たって思うように成績が伸びるとは限らない。
簡単には突破出来ないのが受験だ。
わかってはいるけど辛いな。

あと10日あまりをどう過ごすのか?
過去問題集を全力でやって下さい。
2022の3回目まで行って下さい。
塾では2回目3回目をやる前に解らない所を減らして下さい。
その減った分が皆さんの知識と経験になります。
同じ問題は出ませんが5年分をしっかりとやれば似たような問題が必ず出ます。
やり遂げた事が自信になります。
自信が本番での動揺をなくして実力が出せます。
実力が出せたら受からない生徒は今年の中にはいません。

この週末には沢山やって下さい。  
Posted by sawch at 09:33Comments(0)

2023年02月23日

英検漢検数検



「漢検2級に合格しました。」
そう言って証明書のようなものを持って来て見せてくれた子がいた。

「数検3級は高校の範囲もあったんですけど何とかなりました。」
そう言う子がいた。

英検は準2級を持っている子が何人かいて2級を持っている子もいる。

みんな中学生だ。

「俺は漢検は初段で英検は3段かな?数検は、、」
と返してやる。
「段なんてあるんですか?」
「当たり前やろ?君らが3級とか取ってるのに俺レベルは段に決まってるやろ。」
「へ〜〜」
「段の人は受ける時には黒帯で行くんや!」

ここまで言うとみんな苦笑いしている。

こうして検定試験に合格していく生徒は凄い。
親から無理矢理受けさせられているのではない…
勝手に勉強して勝手に受けて合格している。
このモチベーションは何だろう?
勉強が好きという事ではなくて挑戦して達成していくのが楽しい様だ。
得意だから頑張れる。

因みに私は検定は何も持っていないので3級でも4級でも持っている人は私よりも上だよ。

  
Posted by sawch at 17:09Comments(0)

2023年02月22日

トルコ人の誇り



震災で大きな被害を受けたトルコには無料で食料品や生活必需品を配る店舗の様な施設がある。
メーカーや販売店からの寄付で成り立っている。

ボランティアのトルコ人女性がそこで働いている。
彼女は2人の子どもがいて地震と同時に家と家財道具と仕事を失った。

それなのにボランティアとして働いている。

「トルコ人の誇り」が働いている理由らしい。
素晴らしい。

日本人の誇りを私は持っているだろうか?
日本人の誇りで同じ様に動けるだろうか?  
Posted by sawch at 08:21Comments(0)独り言

2023年02月21日

おばあちゃんの家の匂い



おばあちゃんの家の匂い、昭和生まれの人には共有出来るだろう。

今の中学生には理解出来ない様だ。
おばあちゃんの家と言っても若い世代の家と変わらない事が多いのが今だ。
だから中学生には理解出来ない。

おばあちゃんの家の匂いって何だろう?
古い木材のカビ臭い匂い、床下が土なのでその匂い、屋根裏に住んでいる小動物の匂い、線香の匂い、味噌、醤油の発酵食品の匂い、風呂やトイレの匂い、タンスに入れた防虫剤の匂い、おばあちゃんの加齢臭、古い衣類の匂い、照明器具の傘の上のホコリの匂い、保存食品の匂い、

自分のおばあちゃんの家を思い出して書いてみた。

この内加齢臭以外は最近の若いおばあちゃんの新しい家には無いかも知れない。

中沢小学校にある資料館ではおばあちゃんの家の匂いはそれ程無かった。
古い木の建物であってもおばあちゃんが生活をしていないからだろう。

時代が進むと消滅してしまうものの一つだろう。  
Posted by sawch at 07:36Comments(0)独り言

2023年02月20日

中学生が考える人類のリスク



社会科公民の記述問題の対応練習として人類のリスクについての勉強をした。

来てくれた生徒を4つのグループに分けてそれぞれで思い付くリスクを1つ上げてその対応策を考えて貰った。

3つのグループは同じで二酸化炭素排出を原因とする地球温暖化をリスクとして上げた。対策は原油を使わない発電による電気を使い原油は使わないとか、公共交通を使うとか、省エネを心がけるといった内容だった。
もう一つはプラスチックごみの問題で対策は法律を厳しくして取り締まるというものだった。

少し意外だった。
ウイルスや軍事侵攻を上げるかと思った。
AIの暴走やITの故障によるリスクについての説明をした。

中学生は表面的で考えが浅い。
私や他の生徒が突っ込んだ質問をした。

原子力発電に抵抗がある中で火力以外の発電ではコストがかかり電気代がとても高くなるとか、
プラスチックごみの多くは海外からの漂着物なので取り締まれないとか、、

あくまでも深く考えるための反論なので反対している訳ではない。

来ている生徒は皆さん頭が良い。
「できる範囲でやる。」
が反論への対応意見だ。

テストに出そうな内容は教科書に載っている内容なので彼らの上げたものが適切だ。
あくまでもテスト勉強なので無難なもので良い…

そこを入口として他にもあるリスクについての勉強を高校生になってからすると良い。
入試まであと僅かな時期なので彼らを否定せずに褒めてあげたい。  
Posted by sawch at 08:23Comments(0)

2023年02月18日

若者の死亡原因



若者の死亡原因の一番多いのは自殺だそうだ…
10代.20代だけではなくて30代までがそうらしい。

特に10代は病気や事故の割合は少なくて自殺の割合が多い。

全体の自殺者数は減っているが10代では横ばいらしい。

一番多いその理由は学校が由来するものらしい。

そうであればもしかすると私にも出来る事があるかも知れない。
居場所がアチコチにあるのが良い。
習い事等学校以外の場所で学校の愚痴が言えると良い。
学校の中でも教室だけではなくて部活動や特別教室等の場所があれば良い。
授業は沢山の先生がいて教室を共にする生徒も変わって行くのが良い。
学校は長い時間を過ごさず午後には他の場所で他の人と過ごすのが良い。

私にも少しは役に立てるだろうか?

高校生にも関わる事が出来るだろうか?
どんな形が良いだろうか?  
Posted by sawch at 21:29Comments(0)

2023年02月18日

WBCをむりやり塾にこじつけて考える



あと1ヶ月に迫ったWBCが楽しみだ。
キャンプインした選手達にとっても他のチームの選手やさらにテレビでしか見たことがないあこがれの大リーグの選手とプレー出来るのは楽しみだろう。

ダルビッシュが若手選手と一緒に練習している。
スライダーやフォークといった変化球の投げ方を教えると一瞬でレベルアップした。
プロ野球の一流の選手なのに凄いことだ。ダルビッシュも日本の一流の選手から学びたいらしい。
私もダルビッシュの様になりたい。

私の説明で一瞬でレベルアップ出来る様にしたい。
問題集の解説を読んで理解出来ることを生徒には教えている。時々その説明は解りにくい、
入試過去問題集の私の解説は年々向上している。
生徒達が使ってみて「この説明は解らない。」と言ってくれるからだ。
『どういう説明をすれば解りやすいだろうか』と考えて次の生徒に試してみる。
この繰り返しだ。

WBCに選ばれると選手はワクワクするだろう。
もっと野球が好きになり練習をしてレベルアップするだろう。
一緒に試合をしたり練習をしたりする事で意欲が増す。
ここは塾でも取り入れたい。
生徒達の意欲が増すためには生徒同士の関わりも大事だ。競い合ったり、見習ったり、仲良くなったり、助け合ったり、教え合ったり。
 
そんな塾にしたい。

  
Posted by sawch at 06:32Comments(0)

2023年02月16日

マイナンバーカード



昔々ドイツに住んでいた頃知人のドイツ人のおばさんとの何気ない会話で初めてIDカードの事を意識した。
「もしどこかで私が倒れたら、私は免許証を持っていないのでIDカードが無ければどこの誰なのかが判らないでしょう?日本人は何故持ってないの?」

刑事ドラマを見ていると被害者の身元確認は免許証だ。
免許証をIDカードとして持っていることに抵抗はないだろう。
それならマイナンバーカードを持っていても抵抗はないだろう。
免許証は身元確認には使えるがその免許証の機能を含めて様々な情報をマイナンバーカードが持つようになるらしい。
私の通う歯医者では保険証の代わりにマイナンバーカードを使えるとの事で早速使ってみた。
保険証はその人が健康保険に入っているので保険治療が出来ますよという証明だ。
マイナンバーカードにはその人の治療の情報が入っているらしい。
年金受取口座の情報があるらしい。
私は年金はまだ受け取れないが、様々な機能が一つのカードに集約されていると便利だ。
スマホだとさらに便利だが破損、水没、電池切れ等もあるので今のところはカードもあると良い。

国が俺たちを番号で管理するなんて許せない、と言った知人がいた。
保険証や免許証は番号で管理されているし、戸籍は名前で管理されているからそれを集約したほうが便利だと単純に思う。

犯罪に使われる心配は無いとは言えない。
しかしバラバラの情報を一つにまとめただけなので大して代わらないのではないか?
顔認証システムと併用すれば悪用されるデメリットを上回るメリットが出てくるのではないだろうか?

これだけ書いたら役所の人が褒めてくれるかな?  
Posted by sawch at 07:40Comments(0)独り言

2023年02月14日

協調性から主体性へ保育の転換



今朝のNHKのテレビで保育現場の大変さについての特集があった。

数年前に国の方針が協調性から主体性を育む保育となったらしい。

みんなで歌ったり踊ったり、あるいはみんなに向かって絵本を読んであげたり、みんなでお絵描きをしたりすることが私のイメージする保育園なのでこれが協調性という事だろうか?
因みに私はあまり得意では無い。
協調性は低い。(笑)

番組の中での主体性は主体性ではなくて個々の尊重と言えばよく聞こえるがワガママの増長に繋がる育て方の様に感じた。
抱っこして欲しい、自分がどこかへやってしまったものを探して欲しい、お絵描きをしたい、外で遊びたい、等等。

子供だけではなくて人として当然の欲求だ。
1人の先生が何人もの子供の欲求を実現出来るはずはない。
それを聞くことが主体性か?

そもそも協調性の逆にあるのが主体性か?
両立出来るはずだ。

保育園でみんなと同じ行動をすれば主体性は育たないのか?
周りの人を見て、自分も頑張ろうという気持ちが湧いてくる事は主体性だ。
みんなで何かをするから頑張れる。
1人で走るよりも競走をするほうが「明日の運動会は頑張る!」と思える。
その気持ちが主体性ではないのか?

集団生活で主体性を育てるのが保育園や学校だ。

私の塾でも同じ…
一対一で教えていた時は生徒一人一人がマイペースで楽な方に流れていく言い訳が多かった。
今はそれが無い。
みんなで頑張る、その場を作るのが私。
だからこそみんなが必要だ。

協調性を育む中で主体性が育まれる。
1人で何かをやる事が主体性ではない。
みんながいる中で手を上げられる人が目指す所だろう。

私の場合は協調性が育まれていないのはなぜだろう?  
Posted by sawch at 07:52Comments(0)

2023年02月13日

雨の日はいとをかし



湿った冷たい空気、

いつもよりも強いせせらぎ、

屋根から落ちる水滴の音、

歩く人のいない通り、

水たまりが出来た神社の境内、

なかなか良いものですよ…


歩くコースさえ工夫すれば雨の日だからこその楽しいウォーキングが出来ます。  
Posted by sawch at 12:35Comments(0)独り言

2023年02月13日

無言給食



昔の大阪の中学校は給食は無くてお弁当やパンを食べていた。現在も変わってないようだ。

全てが自由と言えば自由だったし、無秩序と言えばその通りだった。

友人たち数人で固まって食べていた。
きっかけは忘れたが友人の1人が怒って私の菓子パンを握り潰した。
それに反撃した私は友人のお弁当のご飯を鷲掴みにしてそいつに投げつけた。
その後は殴り合いの喧嘩が始まった。
周りの級友のお弁当がひっくり返る。
級友も喧嘩に参加する。
クラス中で弁当を投げたり机をひっくり返したりの喧嘩が起こる。

収まったあとの教室は食べ物が散乱している。
きっとお腹が空いたままだっただろう。

この様ないさかいが時々起こった。
何が原因で誰がきっかけなのかさえ判らない事が多かった。
喧嘩を止めようとすると一部の奴がその事に怒りだす。

めちゃくちゃな給食時間だったがそれでも無言給食よりは良いと思うのは私だけかも知れない。  
Posted by sawch at 07:29Comments(0)昔の話

2023年02月12日

塾のCMに思う



今の時期には塾のCMをよく見かける。
テレビでは大手の塾や家庭教師派遣業者のCMを見かける。
コミュニティー新聞でも大きなスペースを取って地域の塾のCMが載る。
きっとダイレクトメールが届いたりもするのだろう。

上伊那地域では高校生で塾に行く生徒は多くはない。
中3が卒業すれば一時的に生徒が少なくなる。
講師を雇っていればその人達の給料は必要だ。
教室を借りていれば家賃が必要だ。

その分の収入が安定して入って来る必要がある。

しかし講師として雇われている立場の人や、
自分だけでやっている塾であってもそうだが
結構辛い。

3月をゴールとして全力で頑張れると良いが、
同時に新たな生徒の募集に力を入れないといけないのは辛い。
下級生の春期講習の事を考えるのも辛い。

辛くても皆さんは顔晴れるのだろう。
私には無理だわ。
多くの人よりは器用で根性、体力があるつもりだが、それでも今やっている事に全力を注ぎたい。

私ならあれこれを同時にやれば一つ一つが疎かになる。

一時期収入が無くなるが毎年何とかなっている。
その事よりも一年間頑張れる体力と気力を充実させてプランを作ってしっかりと望みたい。

『辛いやろうな〜』と思う。  
Posted by sawch at 09:11Comments(0)

2023年02月11日

4000年前の少女



ロンドンにブリティッシュミュージアムがある。
出張で行くと必ずここに立ち寄った。
何時間いても飽きないほど色んなものがあった。
教科書に出てくるロゼッタストーンやマグナカルタからビートルズの楽譜もあった。

ある時閉館近くの時間になった。
広い館内には人が少なくなった。
ミイラが沢山収められた広い部屋に入った。
生きているのは自分だけだった。
沢山の大昔に亡くなった人達がいた。

17歳の少女のミイラがあった。
目は窪んでいてほぼガイコツと言えるが腿からお尻にかけては皮や筋肉までが残っていてどこか艶かしかった。
何せ17歳だ。
窪んだ目がじっと見つめている。
周りには沢山のミイラ。
どこか行ってはいけない世界に連れて行かれるかも知れないと思った。
微かに髪が残っていたと思う。
遥か遠いアフリカの地で遥かむかしに亡くなったのにどうしてこんなところで俺に見られているのか?
まだ17歳なのに裸で。

気の毒な気がした。

窓の無い部屋だったと思うが急に夕陽が差して来た様に感じて慌てて外へ出た。  
Posted by sawch at 21:03Comments(0)昔の話

2023年02月10日

雪が降れば思い出す



高校生の時の事です。

今日と同じ程度の雪が大阪でも降りました。
翌朝特に理由もなく近所の同級生の家に遊びに行きました。

「四日市に行く言うて朝早くに自転車で行きやったわ。」
お母さんが苦笑いで言った。

四日市は名古屋の少し手前だ。
京都よりとはいえ大阪から自転車で行く距離ではない。
それも雪が降った朝だ…
目的は見当がついた。
中学生の頃の片思いの女の子が引っ越したのが四日市だ。

翌日にその同級生が家にやって来た。
「聞いてくれや〜」
凄い勢いで語り出した。
国道1号線を行けば四日市に行けるので京都、滋賀と雪の中を何とか走ったらしい。
三重に入る辺りでは1号線は山の中を通っている。
自転車に乗っていることが出来なくなって押して歩いた。
雪は20cm位あって運動靴がビショビショになって冷たかった。
まだ開いていない靴屋を見つけたのでシャッターを叩いて開けてもらって長靴を買った。

「それで会えたんか?」
「いや」
「おらんかったんか?」
「電話出来んかった。」

二人で笑った。
家の近くまで行っていざとなると電話がかけれなかったらしい。

家からかけてから行けば良いが、当時の高校生はそうではない…
とにかく行く、
そこから次を考える。

「それで真っ直ぐ帰ってきたんか?」
疲れ果てて困り果てて悩み通して、、

中学生の頃に体育教師が新任で赴任してきた。
「厳しさを追求する。」
着任の挨拶は今も覚えている。
当時の沢山いた不良達をボコボコにした。
後輩達が卒業する時にお礼参りをされた事がきっかけで僅か数年で教師を辞めて実家の四日市にその先生がいたらしい。
その先生に連絡をして泊めて貰ったらしい。

その先生の連絡先を持っていて連絡を出来る根性があったら女子にかけられるだろうに…

若かった。  
Posted by sawch at 08:13Comments(0)昔の話

2023年02月09日

高校入試改革案



明日は公立高校の前期試験の結果発表だ。
塾の生徒の皆さんの合格を楽しみにしている。

しかし、しかしだ。
私立を含めて受験が終了した生徒と、
前期試験で不合格になった生徒と、
公立高校の後期試験だけを目指す生徒と、
様々な生徒が生まれる。

私の3人の息子達は1月に受験が終わってしまった。それも10分程度の面接だけだ。内申点はそれまでの努力の証であり尊いのだが、それは試験を受ける生徒も同じだ。
受験が終わりホッとしている息子たちを尻目に彼らの友人たちは泣きそうな顔で勉強をしている。
親としては複雑な思いだった。

公立高校の前期試験は学力によらずにヤル気や様々な才能がある生徒を募集したいという事なのかもしれないが、結局合否は内申点で決まっている。内申点が足らない生徒はまず受からない。
足りている生徒はまず落ちない。
酪農家の息子で、中学生なのに家の手伝いを頑張る生徒がいた。驚いたことに軽トラや重機まで乗りこなして家の手伝いをしていた。
しかし上農高校は落ちた。勉強が苦手で内申点が足らなかった。

結局学力が大事なら学力試験を受けさせるのが良い。
3月まで勉強した生徒とこの時期に終わった生徒では高校でのスタートに差が出て、それがそのままの順位になる事もある。
学力だけでなくて後期の学力試験を目指した生徒は精神的にも成長する。
私立高校もどこも一律で3月の学力試験で合否を決めるのが中学の勉強を完結させるためにも重要だ。
早い時期の面接による入試は青田買いの様に感じる。
上伊那では私立や職業高校の学力レベルが上がって来ているので、それは必要ないと感じている。  
Posted by sawch at 07:58Comments(0)

2023年02月08日

トルコ



トルコの人は親切な人が多いと思っている。
随分昔だが、イスタンブール市内の路線バスに乗った事がある。
バスの中は立っているのも辛い位の満員で、ほとんどが髭面でタバコ臭い男たちだ、宗教のためなのか酒は飲まずにタバコを吸う人が多かった。
水タバコというものをカフェで吸う。
バスの中は服に付いたタバコの匂いや不思議な香辛料や汗の匂いで気持ちが悪くなる位だった。

バスの中は照明が無くて真っ暗だった。
バス停はあるようだがバス停だと判る看板の様なものは無かった。

「○○ホテル」
隣に立っていた男性に自分が泊まっているホテルの名前を告げた。
彼は何かを言った。
私の意図は伝わっていないようだった。
もう一度自分を指さしながら同じ事を言った。
彼は大きな声で何かを叫んだ。
何回か叫んだ。
周りの人と何かを喋っている。
離れた所はから人を掻き分けて誰かがやって来た。
私が声をかけた男が私の手を取りその男と握手をさせた。
その男は私と自分を指さして何かを言っている。
『この男が教えてくれるのか?』
そう思ったがその後は皆黙っていた。
突然彼は私の手を引っ張りバスを降りる様に促した。
彼もバスを降りて何かを言いながら歩いていく。
「ついて来い」
そんな雰囲気だった。
少し歩くと泊まっているホテルの前だった。
わざわざホテルの前まで連れて来てくれたのだった。
お礼を言うと彼は人混みの中を消えて行った。

イスタンブールの街はゴチャゴチャしていた。
人口は世界一多いかも知れないが、戸籍がはっきりしていないのと市の範囲がはっきりしていないので良く判らないらしい。
通りの名前の看板が無くて、迷路の様に入り組んでいた。少し歩けばどこにいるのか全くわからなかった。

地図を見せて自分の行きたい場所の名前をたまたまそばにいた人に告げる。
彼は地図を見てまたたまたまそばにいる人と何かを喋っている。すぐに5人位が固まって何か議論をしている。5人が口々に私に何かを言ってくる。指を指したり片言の英語だったり、私がドイツ語を話せば片言のドイツ語が出て来たりした。

地震の被害に遭った皆さんの辛さを思うと心が痛い。

  
Posted by sawch at 07:48Comments(0)昔の話

2023年02月07日

何のために勉強するのか?



何のために勉強するのか?
「テストで点数を取るためです。」

「は?そんなんで良いの?」

「行きたい高校に入るため」
「自分の夢を実現するため」
とか、もっと言えば
「社会を良くするため」
とかじゃないの?

それらは大きな目標です。
その前の中くらいの目標が
「テストで点数を取るため」
です。

ほとんどの中学生は大きな目標も中くらいの目標も無くてただ勉強をしているだけの様に見えます。

数字に強くなリましょう。
自分のテストの点数さえも覚えてない人が良い点数を取れるはずがありません。
学年平均点を意識する。
自分の予想点を考える。
自分の目標点を設定する。
友達の点数を意識する。

点数を取ることを意識して勉強する事も大事です。
塾に行くのも点数を取るためです。

いつもの余談ですが数字に強くなれば大人になっても生活が豊かになります。
収支バランスが理解出来て、心や体の豊かさとのバランスさえも理解出来ます。
収入が少なくても豊かな生活が出来る様になります。

今日からテストの中学生もいます。
来週には皆さんテストですね。

点数を意識して下さい。
ボーッとしていたら置いていかれます。
  
Posted by sawch at 07:35Comments(0)

2023年02月06日

ジョギングと塾の関連性



天気が良く暖かいのでヤラない言い訳する事が出来なくてジョギングをした。
久しぶりだった。
たった4kmをゆっくりゆっくりと走った。
天竜川の下流に向かって走ったので下り坂でもある。
それでもしんどいわ〜。
俺の体ってこんなにも重たかったか?
何度も止めようと思った。

4km地点の公園でジョギングは終了。
休憩して帰りはウォーキング。
めっちゃ楽ちん。
ボカボカと気持ち良い。
歩くのってこんなにも楽だっけ?

ここで無理矢理塾にこじつける。

過去問題集の問四の三平方の定理が入った問題を必死で考えれば問三の一次関数の問題が易しく感じられる。
春の陽射しの様に穏やかな一次関数を解きましょう。
  
Posted by sawch at 13:57Comments(0)