2025年05月18日
自分の為ではなくて親の為、世の中の為になる人

学習塾では入る前に親子一緒に面談をする。
時には2時間にも及ぶ事もある。
たいていは私のお喋りで迷惑だろう。
塾に来るとか来ないとか、どこの高校に行くとか、
そんな話しが中心だが、「世の中の為に何かをしたい」と言う生徒はいない。
看護、介護、保育、などで人の役に立ちたいと言う人はいてそれも立派だ。
美容師も調理師も教師も人の役に立つ仕事だ。
そう考えると世の中のどの仕事も人の役に立つ仕事だ。
それはそれでどれも立派だ。
更に大きな事が出来る人が塾から出て欲しい。
世の中を良くする為に持ってる力を注いで欲しい。
自分の力を大きくするために努力をして欲しい。
私の塾で刺激を受けて大きな夢を見る人に来て欲しい。
成績がどうの、高校入試がどうの、部活動との両立がどうの、送迎がどうの、、、たいていの人はそこだ。
日本や世界はかなりヤバい状況ではないかな?
地球温暖化や戦争やウイルスの蔓延。
日本は少子化で小さく貧しい国に向かっている。
そんな世の中を良くする為の大きな仕事をする人が出て欲しい。
そんな我が子になれば親も嬉しいし、私も嬉しい。
ネットや本で世の中の状況に関心を持ち、沢山の人と接して色んなものを見て経験して欲しい。
私が生きている間は何とか持ち堪えるが、その後の世の中はヤバいよ。
何とかしようと頑張れる人はいませんか?
2025年05月17日
女子高生は教えられません

吉田塾は中学生を対象とした学習塾です。
高校生も小学生も教えることが出来ません。
「高校生はともかく中学生を教えられるのなら小学生も教えられるでしょ?」
そう言う人がいますが、そんなに甘いものではありません。
小数を小数で割って余りがある計算?
意味不明です。
国語辞典の引き方、「は」「ば」「ぱ」「葉」はどういう順か?
考えた事もありません。
これを幼い皆さんに教えるのは無理です。
以前は派遣業者に言われるままに高校生も小学生も教えてました。教えられるレベルではありませんでした。
中学生も含めて素人レベルでした。
そこで私は中学生に特化しました。
中学生ならお任せください。
でも小学生も高校生も無理です。
高校生は面接指導だけ出来ます。
しかし去年は女子高生が1人いました。
特別扱いです。
中学生の時に教えていて普通の高校に受かってしまったのです。
その事は当時の彼女を思えば夢の様な大躍進です。
しかしきっとついていけません。
彼女も親も同意見でした。
田舎には高校生を教える良い塾が安い料金で存在していません。
そこで私の塾の「特対生」となりました。
まさに特別対応でした。数学の真とか偽とかわけがわからず2人で一緒に文句を言ってました。
無事に進級したのを機に卒業してもらいました。
かなり戸惑っていましたが、素人同様なのにお金を貰って教えるのはこれ以上出来ません。
きっと彼女が最後の高校生でしょう。
もちろん男子高校生も無理です。
もっと無理です。
吉田塾を卒業した皆さんはしっかりと基礎が身についてきて勉強方法もわかっていますよね。
何とか自力で頑張りましょう。
安くて良い高校生対象の塾があったら良いのですが、
どうなんでしょう。
2025年05月16日
小学生の様な23歳にほっこり

昨日は嬉しい事があった。
玄関のブザーが鳴りドアを開けると若い男性が立っていた。
少し緊張した顔で微笑んでいた。
『知っている人だ。車屋か?ハウスメーカーの人か?』
とっさに思い出せなかった。
「7年前に吉田先生にお世話になったのですが、その時に一緒に勉強していた2人と東京で会ったんです。吉田先生の話しで盛り上がり、手紙を書こうという話しになって書いてきました。」
彼は緊張していたのだろう。自分の名前を言わない。私も出てこない。
「ありがとう。でも名前は?」
そう聞いてやっと名乗ってくれた。
「もちろん覚えてるよ。よく来てくれた。」
駒ヶ根の工場で働いているという彼と東京で働いているという赤穂中学の友人が集まってなぜ私に手紙を書いてくれる事になったのかが不思議だが嬉しかった。
季節の挨拶から書いている人や車掌を見ざして頑張れているのは吉田先生のお陰です、と大人のお世辞を書いている人もいた。
その事を含めて大人なのに小学生の様な事をしてくれてカワイイと思った。
だからこの仕事はやめられない。
2025年05月15日
頑張れ外国人の生徒

小学生の頃の遠足で京都の植物園に行った。
外国人のカップルがいた。
私達は大興奮だった。
「わ〜外人や、外人や、」
「ハロー、ハロー、」
外国人を生で見るのは初めてだった。
大阪や京都でも昭和はこんなものだった。
社会人になりドイツ赴任が決まったので語学学習の為にドイツ人の友人を作り京都で一番賑やかな新京極通りを歩いていた。
時々通り過ぎる外国人に対してドイツ人友人は
「ハロー」と挨拶をする。
「京都の外国人は互いにこうするんだ」と話した。
今や京都は外国人で溢れているらしい。
修学旅行先を変更する学校があったり、
京都から移住する人もいるくらいだそうだ。
いちいち「ハロー」なんて言ってられない。
この小さな駒ヶ根でも外国人が多い。
20年ほど前は海外協力隊の関係者くらいしかいないと思っていた。
やがてブラジル人が沢山やってきた。
ベトナム人の研修生が増えた。
中国人も多い。
気が付くと塾にも沢山の外国人の生徒がいる。
色んな国の親を持つ生体がいる。
片親が日本人の生徒もいれば
両親共に外国人の生徒もいる。
生徒はごく普通の中学生だ。
日本で生まれて日本語は完璧な生徒ばかりが塾に来る。
それでも名前や見た目が少し違うと嫌な思いをする事もあるだろう。
親にしても言葉の問題があったり、進学についてわからない事も多いだろう。
塾では外国人だからと特に優遇はしないが心の中では親の苦労を慮っている。
2025年05月14日
塾への飛び込み参加

「友達が塾に来たいって言ってるんですが連絡はありましたか?」
「ないよ」
「お母さんが電話したそうですよ」
「公式ラインから連絡する様に伝えてくれる?」
随分前に生徒の一人とそんな話しをした。
そして昨日は今年の塾の初日だった。
「今日から塾だよと友達に話したら驚いてました。」
「その人からはまだ連絡はないよ」
「行くって言ってましたよ」
「行くと言われても連絡がないよ」
そんな話しをして少し経った頃だった。
「すみません〜」
と教室の入口で声がした。
中学生の女の子とお母さんが立っている。
「連絡をしたつもりなんですが、すみません、来ちゃいました。」
女の子の体操服の名前を見るとさっき話題にした子だ。
「このまま勉強する?」
彼女は頷いた。
教室に入れるとさっきの生徒が驚いた。
隣りの席にして座らせると二人はニコニコして勉強を始めた。
塾が終わるとお母さんも含めて面談をして来週からは普通に参加する事になった。
きっと飛び込み参加は勇気が要っただろう。
皆様出来るだけラインでやり取りをしてから来るようにしてください。
2025年05月13日
ちょっと嬉しい話し

新しい生徒との面談の時に聞いた話しだ。
「去年家に塾のチラシが入っていてそれ以来ずっと冷蔵庫に貼っていたんです。」
我が子が行く気になれば連絡しようと思っていたらしい。
『それにしてもずっと貼っておかなくても』と思う。
「お守り代わりに貼っていました」と言ってくれた。
3年生になって子どもがヤル気になって面談に来てくれた。
私もヤル気になった。
2025年05月07日
塾に来て良い人と良くない人

中学1年生から塾に来る人がいるが、数ヶ月で辞めてしまう人もいる。
辞めるくらいなら最初から来て欲しくない。
『嫌になったら辞めても良い』
と親は考えるのかも知れない。
私としては途中で勝手に辞められると良い気分ではない。
私に落ち度があるのではない。
中学に入ったこの時期に張り切って塾に入る。
学校の部活動にも入り、サッカーとかピアノとかの習い事は継続してやろうとする。
数ヶ月すると辛くなってくる。
面倒にもなってくる。
下手すれば体調が悪くなり学校を休む様になる。
そして塾を辞める。
『続けられそうかな?』
面談で私が気にするのはそこだ。
男子はまだ幼いので要注意だ。
張り切りすぎて一気にバテる子が多い。
辞めるのは自由だが、自分勝手な人間に育つから
最初によく考えて欲しい。
相手に迷惑をかけない様にして欲しい。
続けられない様に感じる子は入れない様にする。
きっと他の塾に行くのだろうが。
3年生の場合はまた別だ。
基本的には全員入れる。
挨拶や返事が出来ない子を除いて全員入れる。
受験という差し迫った目標があるからだ。
「伊那北に行きたい生徒は入れない」
と言っていた時代もあった。
進学校とはいえ、この辺りの進学校なので物凄い競争倍率なわけではないからそこに入るのに塾に助けてもらってやっとこさ入るようなら先が思いやられるから自力で行きなさいと思っていた。
今は違う。
少子化のためか学力低下のためか進学校に入る為のラインが低い。
それでもクラスの上から数人は行くことになる。
数学の一次関数が出来なくても、英語が平均点くらいでも入れる。
勉強が苦手で嫌いな人が進学校に行き、大学に行き、都会でスーツで働く様になると周りとの競争が厳しい。
努力する事を経験して自信をつけて欲しい。
その為に高校入試を通して鍛えなければいけない。
3年生は間もなく学校のテストがある。
テストが難しくて悪い点数を取って欲しい。
すると危機感が生まれて塾に来てくれる。
学校の先生方ありがとう!
2025年05月06日
来週から塾が始まります

来週から(火)(木)(金)の19:30~20:30で塾が始まります。
毎日の様に面談の予定が入りドンドンと生徒が集まってくれています。
今年も良いメンバーに恵まれたら良いな〜と楽しみにしています。
来てくれた人が大きく成長するためにはメンバー同士が仲良くなり、競い合い、意識しあっていくことが大事です。
それを促すのが私の仕事です。
私が教えたり、アドバイスをするだけでは成長はあまりしない事は経験でわかっています。
良い生徒同士が意識しあって向上すると物凄く成長します。
放っておいても成長するのが中学生ですが、受験やその先も同世代の人との競争なので周りよりも成長するかどうかが大事です。
吉田塾に来て色んな人と関わって沢山成長して欲しいです。
2025年05月03日
他人の人生

大学を受験する生徒の学部を決める相談にのっていた。
「出来るだけ人と関わらなくて済む仕事が良いんです。」
「じゃ、営業とかがええんとちゃうか?苦手の克服や!」
「名古屋の病院に入院した事があって隣りの人が関西の人でめっちゃ怖くて、でも俺にすごく話しかけて来て怖かったんです。マジで人と関わるのは苦手なんです。営業とか絶対に無理です。」
「関西人を嫌ってるか?」
「吉田先生は別です。」
「絶対に言わされてるやろ?」
「いえ、公務員とかどうでしょうか?」
「駒ヶ根市役所に行ってみ、カウンターの中からすごく挨拶とかしてくれるぞ。市民と関わらなあかんよ」
「じゃ、薬剤師とかどうですか?」
「やっぱり営業はあかんか?」
「ダメです」
「薬剤師って研究所で試験管を振ってるイメージやろ?」
「ハイ」
「友達の薬剤師は製薬会社の営業で医者を相手に毎日接待で酒を飲みまくってるぞ」
「マジですか?」
「それにドラッグストアでレジを打ってた人も名札に薬剤師って書いてたぞ」
「え……」
「やっぱり大阪で営業がええやろ、文系学部で大阪の大学やな、」
「絶対に嫌です。薬剤師の方がずっと良いです。」
その人は薬剤師となり、入院患者に薬の説明をしたりとすごく人と関わる仕事をして立派に家庭を持っている。
俺の事を全力で否定してたのか?(笑)
2025年04月30日
塾なんて素人でも出来るものか?

今から25年も前になるが、テレビでCMを流している大手の家庭教師派遣業者に登録した。
登録の試験として高校入試問題を自宅に持ち帰ってやって来るように言われた。参考書を同時に与えられたのでそれを見ながら解いて合格。
研修はビデオを1本見るだけ。生徒宅でタバコを吸わないとか、派手な服装で行かないとか、学生対象のマナーに関する様なものだった。
『こんな素人が生徒の家に行くのか?』
大いに疑問だったので業者の担当者に訴えた。
「行けば何とかなります」と言われた。
私は元営業職だった。
しばらくは先輩にくっついてお客を訪問する。
少しずつその場で私が話す機会を増やす。
私が訪問の中心になり先輩が同行してくれる。
こういった手順で素人からプロになっていき、
お客様と会社に迷惑をかけない様な仕組みだった。
それがどうだ。
高いお金を払っているだろうご家庭に迷惑をかけているに違いないと思った。
初めて行ったのは中2の男子だった。
点数は平均よりも少し下だった。
「数学がよく解らない」
と言うので教科書を傍らに教える事にした。
連立方程式の計算のところを学校で習ったが解らないそうだ。
『なんやねん?それは、、』
私も全く解らなかった。
大人になって使う事がなかった連立方程式など解けるはずもなかった。
その生徒の教科書を見ると丁寧に解き方が載っていた。
私はそれをただ読んで聞かせた。
その生徒は解ってくれた。
『自分で教科書を読めばお金は要らんのに』
家庭教師や塾をやるのに資格は必要ない。
その事は不思議でさえあった。
食堂や美容室や税理士、お金をもらう仕事には資格がいる。
家庭教師なんて家の中に知らない人が入って来る。
塾なんて知らない人の部屋に我が子を入れる。
その上で大事な我が子の勉強を委ねる。
しかも料金は高い。
このブログを読んでいる誰でも塾でも家庭教師でもすぐに出来る。
そんなんで良いのか?
会社は大きなところでもそこで教えている人は素人の場合がある。
私が実際にそうだった。
私はそれから25年やっているので素人が教えて迷惑をかけた人は少ないが、それでも最初の頃のご家庭には申し訳なく思っている。そのお詫びも1000円塾の動機だ。
今でも素人に教わっている人は多いだろう。
昼間は他の仕事をしていて夜に教えるとか、
勉強が得意だったとか、
そんなので教えられるほど簡単ではない。
我が子は多くは語らない。
「良い先生だよ」
の言葉の裏には勉強をせずに雑談ばかりしている先生かも知れない。
親が気が付いた時には何ヶ月も無駄に過ごしているだろう。
教えてくれる当人と親子で喋ってから決めないとダメだ。
面談をする人が立派でも教えるのは素人だという事もある。
お子さんの塾の先生が素人ならすぐに辞めた方が傷口が小さくて済む。
2025年04月18日
吉田塾の限界

私の塾は随分と形態を変えて進化して来たと思う。
その過程で置き去りにしたものもある。
駒ヶ根の教室に決められた曜日と時間に来てくれる中学生しか教えられないという事だ。
それ以外は置き去りにしている。
小学生から高校生まで教えていた時期があった。
早い時間帯は小学生、次は中学生、遅い時間帯は高校生、と分ければ対応出来る。
「そんなん、イヤやわ、疲れる」
不登校の生徒を明るい時間帯に教えていた時期があった。
「不登校でも良いから他の人と一緒に塾でやって」
面接を大の得意としていた時期があった。
大学や専門学校、就職の面接もした。
他の人よりも少し多い人生経験からの引き出しと情熱を植え付けた。
「こっちも沢山喋るから喉が痛くなって辛い」
それらを置き去りにする事で沢山の人を教える事が出来ているのでこれも進化だと思う。
皆さんの方も歩み寄ってくれて何とか吉田塾に来てください。
2025年04月16日
なぜ学習塾に行くのか?----そこに学習塾があるからだ

今年もまた新しい生徒からの申込みが入って来た。
『どんな話しをしようか』と面談の内容を考えている。
「なぜ塾に来るの?」と尋ねると、
「成績を良くしたいから」と答える人が多い。
成績なんて大して良くならない。
幼い頃からの積み重ねと学校や家での過ごし方があった上で今の成績がある。
塾に来たからといってもそこが大きく変わるものではない。
塾を卒業する時の皆さんの声を聞いてみる。
「塾に来て頑張ることが出来た」と言ってくれる人が多い。
確かにそれは言えている。
塾に行かなくても成績が良い人は良い。
最近は私の塾に来れば成績が上がるといった誤った情報で問い合わせて来る人もいるが、そんな他力本願な考えでは良くならない。
そもそも大して良くならない。
楽しく頑張る中での充実感があって少しだけ大人になる人が多い。
ピアノとか、野球とか、書道とか、習い事は色々あるが、私の学習塾に限って言えばそれらの習い事と似ていると思う。
そこに通って得たこともさることながら習うことそのものが成長に繋がる。
受験生で『勉強しなくては、』と思っている所にたまたま吉田塾があって『成績が上がるかな』と思って入ってみたら『楽しかった』と言う人が多い。
それでええんちゃうか。
2025年04月10日
部活動はどうなるのか?

「あんなに頑張って勉強して、やっと高校に入ったと思ったら朝から夜中まで野球ばっかりなんです。夜中にストッキングを洗っていたら涙が出ます。息子をプロ野球に取られたみたいです。」
20年くらい前に地域の普通の公立高校に入って間もない息子がいるお母さんの嘆きだ。
「夏休みは2日しかなくて他は朝からずっと部活動です。」とも話していた。
この時期は新たに高校生になった人達が部活動を選択する。しかしかつての様な盛り上がりは感じない。
「あの部活動は女子は人数がいなくて活動停止なんです」
「あの学校はテニスが無いんです。」
「バイトしたいんです」
パットしない話しが多い。
中学は部活動の地域移行を進めようとしているのだから高校だって同じだろう。どの高校も人数が少なくなり、オマケに部活動に入らない人が増えている中でしっかりと部活動が出来る事が当たり前ではなくなっている。
中学の先生が部活動が出来ないのなら高校の先生だって同じだろう。方やかつての生徒の様に高校生活の中で部活動は重要な存在だろうとも思う。
地域のクラブチームの活動が盛んなドイツを見ると「日本もこれがエエやん」と思った。
しかしそう簡単ではない。
山ほど沢山の問題がある。
『部活動ってなんやねん?』
学校の活動の一つだと思っていたがそうではないらしい。
強制的に全員が入るのが部活動だと思っていた。
問題提起をされたので改善すると良いのだが、今の生徒は今しかない。
2025年03月29日
高校入試本番で最高得点を取る

高校入試も終わり発表も終わり塾も明日で終わりだ。
「入試本番で3年生になってからの最高得点を取った人には旅行のお土産をあげるから教えてね」と告げたところ何人もが言ってきてお土産がなくなってしまった。
昨日、一昨日の勉強会に来た人だけなので来ていない人も合わせると受験した人の半数くらいが該当する勢いだ。
「よくがんばった!」
素晴らしい!
普段の学校のテストよりも100点も良かった人がいる。
3年生の悪い点数と比べると倍くらいの点数を取った人がいる。
でもな、全員じゃないんだよ。
まあまあなら良いけど良くない点数の人もいる。
『何でかな?』
3年生の学校のテストでも良かったり悪かったり、
過去問題集でもそうだ。
一言で言えば「まだまだ」ということになる。
良かった人もそれがそのまま実力ということではなくて「たまたま」と考える方が良い。
悪かった人はその「たまたま」が悪い方に出てしまった。
学校のテストも過去問題集も全部がいつも悪いのなら実力不足だが、良かった事もあるから「まだまだ」の実力で「たまたま」悪いのが出てしまった。
良かった人は「たまたま」良いのが出た。
これが中学生の怖いところだ。
これがいつも良いのが出れば本当の実力だ。
高校生はスタートダッシュが肝心だ。 最初のテストの順位がそのまましばらく継続する。
それはそうとして、良かった時は素直に喜ぼう!
2025年03月28日
中学生の成長

昨日は久しぶりに吉田塾があった。
「春休み宿題応援会」
新中学1年生から新高校1年生までの4つの学年が集まってくれた。
初めて来る人が何人かいて、この日が最後の人が何人かいる。
この年代で学年が3つ違うと大人と子どもの様な差がある。
高校入試を終えた人達はゆったりしている。
ホンネで言えばたるんでいる。
少し前は鍛え上げた学力と本番前の緊張感があったが、
あの時の様子にはもう一生ならないだろう。
やり遂げた満足感がすこしずつ寂しさにつながる人もいるだろう。
一方で新中学生1年生はまだチョコチョコしていてヒヨコの様だ。
私に対してもタメ口の子もいる。
放っておくと漢字練習帳をやる人もいる。
自分で考えて欲しいので厳しくとがめないが、
「お金を払って来てるので。ここでしか出来ない事をやろう」と何度も全員に対して言う。
3年生くらいになると塾で漢字練習帳をやる生徒はいなくなる。
「勉強の仕方」とよく言うが、マニュアルの様に説明出来るものでもなければ一度伝えたから出来るものでもない。
「丸付け」1つをとってもそうだ。
基本は1ページやれば丸付けをするのが良いが、
その1問が合っているのかどうかが気になれば1問で丸付けをしても良い。
「ノートの取り方」もそうだ。
1ページのノートを幾つに分けるのかを聞かれるが
「3つくらいで良いと思う」と提案はすれど、
中1の数学「正負の計算」の易しい問題ならそれでも良い。
一次関数の応用問題をやるのは2つに分けるくらいで良い。
つまり「勉強の仕方」を教えるということはその時々で考えて正しいやり方でやるということだ。
そのための提案や基本的な例は言うが強制はしない。
丸付けが面倒でやらない3年生がいた。
私が言ってもやらない。
昨日は伊那北高校に進学する2人が近くにいた。
「この人は丸付けをしないんだけど2人もしないか?」
と聞くと「します」と答えてくれた。
それを聞いていた3年生に「『後でまとめてやれば?』と2人に言うか?」と聞くと「それはさすがに出来ません」と答えてくれた。
「俺の言う事よりもこの人達の言う事を聞くんかい?」と3年生に言ってやった。
来年にはこの3年生が後輩に教える立場になっているだろう。
この2人の新高校1年生も少し前は丸付けなんてしなかった。
みんな成長する。
俺も頑張ろう!
2025年03月26日
「ワンランク下げた高校で上位を目指せ」はウソ

「ワンランク下げて上位を目指せ」は中学の先生が志望校の変更を促す為に使う常套文句だ。
これはウソだと言えるほどそうならない。
既に高校が決まった時期だがあえてこのことを書く。
高校は学力で輪切りをされて入学してくる。
よく似た成績の生徒が多くなる。
少し頑張れば上位に行けるが、少しサボると下位に落ちる。
中学よりも学ぶ量が多いので一度下位に落ちると元に戻すためには物凄く沢山の内容をやり直さなくてはいけない。
「入学して夏休みまでには伊那北の下位の30%は模試で弥生の上位30%に負ける」伊那北高校の先生がこう話した。
下位になるとヤル気がなくなり、『頑張ろう』とたまに思っても同レベルの生徒がコツコツとやっている中で復活するのは難しくやがてまたヤル気がなくなる。
「弥生は危ないから変えなさい」と言われたが何とか弥生に入り、上位の成績を維持して現役で国立大学の理系に入った人が複数人いる。
弥生を落ちて赤穂に入りその悔しさから頑張って上位の成績を取って夢を実現した人もいる。
「受験から自分は逃げた」と志望校を変更した事を悔やんで高校で頑張って夢を実現した人もいる。
結局は高校で頑張るかどうかが大事で入った時の成績が物凄く重要ということではない。
最初に上位に行くことが大事だ。
その高校の一番には必ず誰かがなれる。
中学の時の成績順位は幼い頃の成績が引き継がれるのでやってもやっても大きくは上がらない。
高校は同じ成績の人が多いので上がりやすい。
最初が肝心なので浮かれすぎずに頑張ってください。
2025年03月25日
私が旅行をする消極的な意味

無事駒ヶ根に戻って来ました。
最後の方は良い天気になってきたと思ったら花粉に黄砂に冒されています。
もしかするとPM2.5も混じっているのかも。
咳とくしゃみと目のショボショボにやられています。
7年くらい前からこの時期にまとめて旅行に行ってます。
旅行が楽しいから1年間頑張ったあとに旅行に行くというのが積極的な意味なら、もう一つの消極的な意味があります。
引退の準備をしているのです。
自分の子どもと遊ぶ為に駒ヶ根に移住しましたが
子どもがいなくなり、駒ヶ根にいる意味はなくなりました。
しかし私を師事してくれる多くの人がいます。
とても嬉しいです。
大きな生き甲斐です。
ずっとやっていたい気もあります。
かつては小学生から高校生まで教えていました。
不登校の人や養護学級の人も教えてきました。
どれも楽しくてやり甲斐がありました。
しかし手を広げると畳むのが大変になるというのは分かっていました。
人を雇うともっとやめられなくなります。
コンパクトにしておきたいという気持ちとやるなら沢山の人に喜んで欲しいという気持ちがあります。
その抑える気持ちを出すのが旅なんです。
休んでの旅に行かなければずっと継続して塾をやっていることになるのですが、そうなるとどんどんと大きくなってしまいます。
割と営業は得意でガンガン行くので、やり続けるとヤバくなります。自分の能力でカバーできなくなるのにも気が付かずに拡がってしまいます。
そして引退出来ないのでは?というストレスが増えていきます。
旅行に行くことでそのストレスであり恐怖から逃れています。
『辞めるタイミングは自分で決められる』と安心して仕事に臨むことが出来ます。
受験本番を前にして新たな生徒の春期講習のことも考えないといけない他の塾の様にやるのは私には無理です。
2025年03月21日
ゲゲゲで社会科を学ぶ

祖父母の家は大阪の農村部にあった。
村の中は寺を中心に沢山の家と何軒かの商店があった。
村を貫く道を歩くと家に代わって田畑が現れる。
村外れに来ると墓があり、森がある。
森の中には神社もあり、鬱蒼としている。
妖怪がいるのはこの辺りだ。
村へよそ者が入ってくることは一大事であり、
村社会を維持するには村人が出ていかないことも大事だ。
村の出入口を妖怪が守っているとも言える。
ゲゲゲは公害や自然破壊にも厳しい。
金儲けだけを考える人間を妖怪が懲らしめて、
その妖怪を鬼太郎は退治するが、
同時に人間もキツく諭す。
作者が戦争で片腕を失うなどの悲惨な体験をした事がゲゲゲの中にもでてくる。
戦争を経験した人と時代をともにしている今の子ども達にとって、歴史を学ぶことはもっと大切ではないだろうか。
ゲゲゲを読んだりテレビで見たことが学校で習った文字だけの社会科よりもずっと印象に残っている。
2025年03月19日
松下村塾と吉田塾との共通点

久坂玄瑞、高杉晋作、伊藤博文、山県有朋、山田顕義、品川弥二郎 など総理大臣2人を含む有名人を沢山輩出した塾が松下村塾だ。
吉田塾からはまだ総理大臣は出ていないので早く誰かになって欲しい。
それでは共通点は何か?
松下村塾は吉田松陰先生で
吉田塾は吉田耕司が先生です。
書いていて恐れ多すぎて寒気がした。
せっかく書いたからそのままにさせてください。
塾の広さは吉田塾の方が広いかも?
2025年03月13日
社会科見学 明石市市立天文科学館

日本の標準子午線はこの場所を通っている。
この写真の明石市市立天文科学館の玄関の脇の線がまさにそれだ。
東経135度の線だ。
イギリスのグリニッジ天文台を0度として地球を東西180度ずつに分ける。
360度を24時間で割ると15なので15度が1時間だ。
日本とイギリスでは9時間の時差だ。
中1でやりましたね。
その日本の標準子午線に行ってきました。
つまり遊びや観光ではなくて社会科見学です。
生徒のご家庭で経費をご負担頂けないでしょうか。
このあとも皆さんのための社会科見学は続きます。