2025年03月09日
春が大好きです

中学生の頃の春休みに友人達と京都の室内スケートリンクへ行った。
『親と行くんじゃなくて友達とスケートに行くなんてオラもう大人だべ』ととても嬉しくウキウキした記憶がある。
そのスケートリンクでこの写真の曲が流れていた。
「不思議なピーチパイ」竹内まりやだ。
スケートそのものはこの曲の様に踊るような軽やかさではなかったが自分の人生は春の明るい未来が待っていると思った。
「春はええな〜」
中学生の頃は朝刊配達をした。
夜中の3時とか4時に配る。
めっちゃ寒かった。
軍手とか普通のジャンパーしかなかった。
3月になり配り終えたら少し明るくなって嬉しかった。
『もうすぐ春や。寒くなくなるわ』
それからかなり時間が過ぎて駒ヶ根で家庭教師を始めた。
中3の生徒の最終回だった。色んなことを思い出した。
しんどいことの方が多かった。
寂しさと嬉しさがあった。
『嫌になるほど来たこの家に来る事はもうないんや』と思った。
外の空気が少し暖かくなっていた。
『お互いにしんどかったな、でももうすぐ春や』
この仕事を続けていると凄く春が待ち遠しい。
地獄の様な冬休みを終える頃には日が暮れるのが少しだけ遅くなったのがわかる。
受験生が待ち遠しいと思う気持ちよりも私の気持ちの方が強いと思っている。
沢山の生徒がいる塾は新聞配達の時に負けないくらいしんどい。
冬は特にしんどい。
その分春は嬉しい。
嫌だということではない。
しんどいということだ。
今年はなかなか暖かくならない。
それでも明日で終わりで必ず春が来る。
今年も春を求めて暖かい所へ行くぞ。
そしたら早く春が見つかる。
Posted by sawch at 19:08│Comments(0)
│昔の話