2022年01月14日
世界一の食品見本市

今朝の様な日は電車で通勤をしなくて良い事のありがたさが身にしみる。
そんな私でもマジメにサラリーマンとして満員電車に身を委ねていた時代があった。
1990年代ドイツのケルンで世界一の食品見本市と言われていたアヌーガに2度出展した事がある。
一つのホールは体育館よりも大きく3階建てで、
そこにはありとあらゆる食品関連の会社のブースがあった。
世界中から出展していて、ほぼお祭りだった。
そんなホールが13もあるので見て歩くのに一日では回れないくらいの規模だった。
ホール13は全てがビール会社のブースだった。
何十ものビアレストランが並んでいて、無料でいくらでもビールが出てくる。
おつまみも無料で、いちいち商談や売り込みをして来る事もない。
ただ飲んで歌って踊ってのビアレストランがずっと続くのだった。
ハム、ソーセージのブースが並ぶホール。
チーズが並ぶホール。
ワインが並ぶホール。
パスタやピザのブース。
コーヒーやドリンクのブース、
日本のブース、中国のブース、
見たことの無い世界の食べ物が沢山あった。
食品機械が並ぶホールは地味そうだが機械を動かして色んなものを作って食べさせてくれる。
入場料を払えば世界の食品が食べ放題飲み放題という事だ。
私は見学者では無くて出展者だった。
5か6日の間、一日中そこにいて、焼肉とからあげの試食をさせて、一応商談をしてその後の訪問、取り引きのチャンスを作ろうとした。
お客は世界中の食品会社だ。アメリカの大手スーパーマーケット、ヨーロッパの誰もが知るコーヒーメーカー、ロンドンの世界一伝統のあるデパート、日本の大手冷凍食品会社。
色んな人がやってくる。
その人たちから名刺をゲットするのが最初の仕事だが、私はかなり得意だった。
宝探しの感覚で、どこのどんな人なのか、と楽しかった。
日本からのお客様はたいていが会社との取り引きがあった。どこの支店のお客様で、誰が担当なのかを聞いて、あとはドイツの楽しみ方や、どのホールが楽しい等の情報を教えて楽しんで貰える様に努めた。
お節介な性格は遺憾無く発揮された。
お祭りムードと日本を演出するためにハッピを着た。
沢山の人に写真を撮られて、ムービースターの気持ちがわかった。
お客様や展示者に「一緒に写真を撮ろう」と言うとみんな喜んで応じてくれた。
下手なドイツ語と下手な英語、そして達者な日本語で世界中の人たちとやり取りが出来た、
お祭りの中にいるムービースターなのだから、
みんなウエルカムだった。
しかもからあげ、焼肉という無敵の武器まで持っている。
出展者であり、見学者だった。
3年に一度の展示会だったが二度参加した。
二度目は慣れたものだ。
日本からの出展者とは同窓会の様に盛り上がった。
多くの人は日本の大きな会社の偉い人で、私よりも年上だったがそんな事はお祭りでは関係ない。
現地に住んでいる強みもあり、観光情報等を沢山教えてあげた。
沢山写真を撮ったが、ほとんどが外国人の女性と撮ったものだ。
載せた写真は恥ずかしいので小さめにした。
写る女性はチリ人とベルギー人だったと思う。
一番仲良くなったのは近くのブースのトルコ人の女の子で、その後イスタンブールの自宅に突撃訪問までした。(ストーカーやん?)
Posted by sawch at 08:26│Comments(0)
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