2024年04月02日
スマホと精神疾患

九州旅行中で気になる場面があった。
ホテルでの食事の時だった。
小学校の高学年か中学生位の男の子が両親と座っていたのだがその子に目が釘付けになってしまった。
ほとんど食事を取らずにずっとスマホをいじっている。バイキングスタイルの食事でお肉や刺し身やパスタやデザートなどその年代の男の子なら大好きなものが沢山あるのに全く興味が無いようだ。
親が自分の料理の他にも彼の分を少し取ってきて置いているがほとんど手を付けずにずっとスマホをいじっている。
自分で取りに行く事をしない。
家族での会話も無いようだ。
まだ春休みではない時期だ。
旅行中に他にも同様の少年を見かけた。
気になって自分の食事が美味しく頂けない。
スマホ依存症やスマホによる精神疾患について調べてみた。
スマホに触れる時間と学校での成績は関係があるらしい。
11歳の子どもへの調査で「ほぼ毎日使っていると回答した子どもたちの脳は、3年間でほぼ発達していませんでした。」と衝撃のデータを見つけた。
中学生になれば平均でも3時間以上をスマホに費やしている。宿題や家庭学習の時間が減るのは当然だ。
睡眠時間が減り学校での学習が出来なくなる。
ヤル気がなくなってしまうとうつになりやすい。
ネットを通しての人間関係でトラブルに巻き込まれやすくなる。
社会に対して攻撃的になる。
発達障害やADHDなどの症状がある子どもは特にスマホに依存しやすい傾向にある。
『なるほどな〜』塾に来ている中学生を見ていても頷ける部分もある。
私の塾に来れる様な子は依存の部分はましなのかもしれない。
国語や英語といったスマホと真逆のズクが必要な科目を苦手とする生徒は増えている。
ではどうすれば良いのか。
家族で話し合って問題を浮き出して命令ではなくて同意の下でルールを決める。
「夜の10〜11時は家族全員のスマホを机の上に置いて誰も使わない」などの子どもだけに強いるのではないルールを決める。
かなり大変だ。
中学生になるタイミングで運動部に入れる。
運動部だと疲れるので夜は寝やすくなりスマホに依存する事が減る。
私自身もスマホを触っている時間が多い。
依存度チェックを貼っておく。
これもネットで見つけた。
下に行くほど依存度が高い。
結構当てはまる。
今日は午前中は歩こう。スマホを持って。
インターネット依存症チェック
①LINEやメールを何度もチェックする、気にしている。
②特に調べものはないが、インターネットをしてしまう
③携帯使用禁止と書いてあっても、我慢ができない
④チャットやオンラインでやり取りしている友達がいる
⑤掲示板によく書き込む・書き込みの反応が気になる
⑥仕事や該当する目的以外で、1日1時間以上インターネットを見ている
⑦別人になりすましたことがある
⑧とにかく早く帰ってオンラインゲームをしたい
⑨夜更かしするほどゲームやネットに夢中になることがある
⑩オンライン上の相手にフレーミング(相手を挑発して楽しむ)をしている
⑪日常生活は退屈と感じるがネットをしているときは楽しい
⑫ネット上で罵り合いや残酷な発現をすることがある
⑬ネットをすることが家族や友人よりも大切
⑭常にオンラインゲームやネットのことを考えてしまう
⑮ネット上で知り合った人と会ったりすることがある
⑯イライラして意味もなく攻撃的になることが増えてきた
⑰自分でも自分が何を考えているのかが分からない
⑱ネット環境がないことや邪魔をされるとイライラする
⑲幻聴を聞いたり、幻覚を見たりする
⑳殺人・自殺への衝動がみられるときがある