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2020年04月04日

私の少年時代3 女体の神秘

問題のあるタイトルだが良い子の皆さんが期待されるような内容ではありません。
期待をせずに安心をして読んでください。

まだ小学校に上がる前の頃だと思う。
母方のおじいちゃん、おばあちゃんがいる愛媛の海沿いの小さな町で夏を過ごしていた。
市と呼ばれる街からは船で3時間もかかる陸の孤島のような小さな町だった。
青い海とミカン畑に囲まれた長閑な町で住んでいる人たちはみんな知り合いだった。
私のようなよそ者でも誰々の孫というだけでわかってもらえた。

近所には何人かの同世代の女の子がいて一緒に海水浴に行ったり盆踊りの練習に行ったりしていた。
隣の家に住んでいた二つ年上のミヤちゃんがリーダー格だった。

ミヤちゃんが突然提案した。
「いりふねのお菓子を取りに行こう。」
3人か4人の中で男は私一人だった。
港に近い小さな商店街にある小さなお店に行った。
この町の人の買い物はこのいりふねかもう一軒の店と決まっていた。
もちろん私も何度も行ったことがあった。

ミヤちゃんたちは商品棚に隠れてお菓子を手に取ったり様子を伺ったりしていた。
何も言わずにお菓子の一つを手に取るとお腹の所からスカートの中へすっと入れた。
隣にいた秀子もTシャツのおなかのところからスカートの中へお菓子を入れた。
何も考えずに私もTシャツの下のおなかの所からズボンの中へ適当なお菓子を入れた。
半ズボンを通り抜けてポトンとお菓子は下に落ちた。
小さな店で他のお客はいなかったように思う。
店のおばさんがすぐにやってきてお菓子を拾った。
ミヤちゃんたちは走って逃げた。
私はそこに突っ立ったままだった。
「あの子たちを捕まえて来て。」
おばさんはそう言うと私を店の外へ追いやった。
少しさまよった後ミヤちゃんの家に行くと皆でお菓子を食べていた。
何事もなかったかの様に私にもお菓子をくれた。
私の犯したミスを咎めることもなくごく普通にお菓子を食べていた。
ミヤちゃんはどこにお菓子を入れたのだろう?
やはり小学生になっていたミヤちゃんはもう大人で自分にはわからない秘密があるのかもしれない。
でも一つ年下の秀子にもお菓子を入れる場所があるのだろうか?
目の前にいる女たちには聞いてはいけないことの様に思ったのとミスをした後ろめたさもあって黙ってお菓子を食べていた。

いりふねのおばさんは私がだれかわかっていて見逃してくれたのだろう。
おばさんは当然ミヤちゃんのことも秀子の事もわかっていたのだろう。
母からもおばあちゃんからもこのことで叱られることは無かった。
ミヤちゃんもこのような事を私にさせたのはこの時だけでそれからは話にも出さなかった。
そうした内面的な事も含めて女は不思議だ。男とは違うぞ。そう感じた初めての体験だった。

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Posted by sawch at 09:04│Comments(0)
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