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2020年07月26日

子にとって母は港のような存在

子供の頃は大阪の片田舎で育った。京都と大阪の真ん中にある街だ。長閑だった。

そうは言っても長野市程度の人口がいて国道一号線がとおっていた。

夏休みは7月21日から8月31日までと決まっていた。

ほとんど何もすることが無くて毎日釣りに行ったりショッピングセンターに行ったり、友達の家で泊まったり、、、

そんなすることがない時に色々と楽しいことを考えて自分の中で何かは育まれていったような気がする。


今の子たちはどうだ。。。

夏休みが短い。20日程度だ。そこに毎日のような部活や登校日、大量にある宿題、挙句の果ては夏期講習などが入ってくる。

今年はさらに短い。

これでは休みとは言えない。

今の子供たちは普段から忙しい。サラリーマンは一歩家を出ると戦場である、と聞いた事があるが子供たちだってそうだ。

人間関係が複雑化している。

社会がきちんとしてきた分息苦しくなっている。

東京を歩いていると秩序とともにそれを保つための息苦しさを覚えるが私の頃の大阪と比べると駒ヶ根でさえ息苦しさがある。

子供の社会はもっと息苦しいのだろう。

大人たちの理不尽さに戸惑うことも多いだろう。社会への不安もあるだろう。

朝早くから学校へ行き、夕方まである程度のストレスにさらされて家に帰ってもゆっくりでも出来ずに宿題だ塾だと追い立てまくられる。

息抜きのゲームは悪者扱いで時間制限を掛けられることもある。

どこかで爆発したいが爆発する術を持たない。

中学3年生の男子の言葉だ。

「一回殴り合いの喧嘩がしてみたい。」

「なんで?嫌いな奴がいるの?」

「そうじゃないんですけど、したことがないので。。」

周りの生徒に聞いたところ誰も殴り合いの喧嘩をしたことがないらしい。

駒ヶ根に来た頃は家の壁を殴ったりする生徒もいたが、最近そういう生徒は聞かない。

バイクに乗ったり万引きをしたり、たばこを吸ったり、喧嘩をしたり、、、あまり聞かない。

それらをする必要はないのだが、子供たちはどこでストレスを爆発させているんだろう。

「うるせぇ、くそばばぁ」

家でそう叫ぶ生徒さえ聞かなくなった。

子供たちが我慢しているのかもしれない。

羽をもがれた鳥の様に羽ばたくことが出来ないのかもしれない。

こういう悪いことをしなくてもスポーツや勉強で頑張ることが出来ないわけではない。

しかし無言清掃、良い子でいなさい、と言われて、突然 元気をだせ!!もっとサッカーを楽しめ!!  そりゃ無理だ。

少なくとも私には無理だった。我が子たちも無理だった。

他人の大人にたてつくような子はほとんどいない。

少なくとも私にたてつく子はいない。

同級生同士でもどこか遠慮しながら付き合っている生徒もいる。

疲れるよな>>>>

だいたいお父さんなんてうるさいだけで、口だけの存在だ。(我が家の場合です)

お母さんしか甘えられる存在はいないのかもしれない。

10年ほど前の生徒のことだ。

ゲームばかりをしている中二の息子を咎めたら「うっせ~くそばばぁ、勝手だろう。。。」と悪態をつかれた。

夜になって自分の部屋で怖い映画を見たと言ってお母さんの布団に潜り込んですやすや寝ている自分よりもでかくなった息子を見て

何故か涙が出てしまった。と話してくれたお母さんがいた。

子供たちは結局のことろお母さんが好きなんです。

悲しいことに我々お父さんよりもお母さんが好きなんです。

社会人となった私の3人の息子の戻ってくるところは私の所ではなくて妻のところです。

同じ家であってもやはりお母さんが良いようです。

お母さんは港のような存在でいて下さい。

外で何をしてきて、何をされてきて、どんな気持ちで戻ってきたとしてもそれを無償の愛で黙って受け入れてあげて下さい。

そうでないと子供たちは漂流してしまいます。

お母さんのもとにいるときが一番こころが安らぐのです。

塾や勉強も大事ですが、、、ボチボチで良いじゃないですか。。。

夏休みの宿題が終わらなければお母さんが手伝ってあげても良いのではないでしょうか??

最後の余談です。

もうずっと昔のことです。

京人形を作り家の女の子と知り合いでした。

彼女が小学校の時の工作の宿題をおじいちゃんが手伝ってくれたそうです。

手伝ったというより全て作ってしまったそうです。

京人形師のおじいちゃんです。

箱庭のようなものを作ってくれたそうです。

学校の先生は特に何も言わずに良く出来ました、と褒めてくれたそうです。

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