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駒ヶ根市赤穂の個人学習塾です

塾以外の雑談や趣味や独り言が多いですが、
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2025年03月13日

社会科見学 明石市市立天文科学館



日本の標準子午線はこの場所を通っている。
この写真の明石市市立天文科学館の玄関の脇の線がまさにそれだ。
東経135度の線だ。
イギリスのグリニッジ天文台を0度として地球を東西180度ずつに分ける。
360度を24時間で割ると15なので15度が1時間だ。
日本とイギリスでは9時間の時差だ。

中1でやりましたね。
その日本の標準子午線に行ってきました。
つまり遊びや観光ではなくて社会科見学です。
生徒のご家庭で経費をご負担頂けないでしょうか。

このあとも皆さんのための社会科見学は続きます。  
Posted by sawch at 22:41Comments(0)

2025年03月12日

私は入試問題を見ない



「全然出来ませんでした〜」
「結構出来たかも?」
「きっと大丈夫、でもヤバいかも?」

受験を終えた人は色んな感想を送ってくれる。

『みんな受かってると良いな〜』
『どんな問題立ったのかな?』

そう思うが今の時期に問題を見返す気力がない。
私が問題を見返すのは今の2年生がしっかり力を付けた冬休み辺りからだ。
その頃になるとヤケに気合いが入って解説を何枚も作ったりする。

25年くらい前か、この仕事を始めた頃には同業の先輩数人の勉強会に参加させて貰っていた。
高校入試の予想から始まり入試が終わると反省会が始まる。
新聞に載った入試問題を切り抜いてアレコレと話し合うのだ。
「今年の問題は難しかった」
「地学が出たが天文は出なかった。」
「国語の作文は量多くて準備が必要」

「吉田先生はどう思う?」

「イヤ〜。、普通ですかね?」
とごまかすしかない。
見てないのだから。

終わったら一旦離れてパァーッとしたい。
今年も美味しいものを腹一杯に食べてこんな景色を見ながらブログを書いています。

やる時はやるので大丈夫です。  
Posted by sawch at 22:03Comments(0)

2025年03月11日

人事を尽くして天命を待つ



やれる事をやり切って、あとは運に任せることだと私は理解している。
そうしようと心がけている。
努力が苦手な私だが心がけるとちょっとはがんばれるし、ちょっとはドキドキしない。

今日受験の人もやり切ったか?
ちょっとはやり残してるよね。
でもまあまあがんばったよね。
そしたらちょっとはドキドキしないんじゃないかな?

それで良いやん。
人間だもの。
最後は別の人の名言で締めました。  
Posted by sawch at 06:15Comments(0)

2025年03月10日

高校入試の変化



明日は長野県の県立高校入試だ。
塾の22人の皆さんは私がパワーを送るのでしっかり受け取ってくれて実力を出しさえすれば大丈夫です。

「駒ヶ根には大学に行ける高校がなくて伊那まで行かないとダメなんですよ」
移住して来た頃に近所の人に言われた。
息子はまだ赤ちゃんだったのでそんな事は考えてもなかった。
中学生や高校生の勉強に関わる仕事をするようになってその言葉の意味がわかった。
駒ヶ根工業や赤穂高校からは大学に行けずに伊那北高校か弥生ヶ丘高校に行きなさいという意味だったのだ。
そのことが正しいのかどうかは分からないが当時の地元の人の中にはそんなふうに思っている人がいたのは事実だ。

「みんながせめて200点は取って入って来て欲しいわ」
これは上農の先生が上農の新入生に言った言葉らしい。
私にこれを伝えた生徒も200まではかなりあった。

当時の中学生は勉強をしない人は全くせずに五教科で100点を大きく下回る人はクラスに何人かいた。
そうした点数でもたいていは公立高校に入れた。
言い換えればほとんど勉強しなくても入れた。

その反対に進学校と呼ばれる学校は人気があり定員をかなりオーバーした受験生がいた。それらを受験する生徒の勉強量は今の生徒よりも多かった。新研究の基礎的な内容は全部頭に入っていた。

しばらく年数が過ぎた。
少子化で高校の生き残りが言われる様になると駒ヶ根工業も赤穂高校も大学に入れる学校になった。大学から指定校推薦の枠を貰って来たのだ。高遠高校や箕輪工業からも大学へ行った生徒が出た。美術や工業などの大学に推薦で入った。私の生徒だった中学生の時はほとんど勉強をしなかったがきっと高校生では真面目にやったのだろう。
コース制にしたり、商科=簿記 だけでなくてマーケティングを学べる様にした。どの学科も地域の人と関わったり、研究発表をする機会を増やした。
「おもしろそう」と中学生から人気が出た。

その結果どの高校も人気が出た。少子化の影響は進学校の競争率に表れた。どの高校もほぼ定員くらいの志願者で本番を迎える様になった。そしてきっとどの高校に入っても勉強をしっかり出来るし、しなくてはいけなくなった。
それが関係しているのか世の中の流れなのか、勉強を全くしない中学生はきっといなくなった。

そのためかやってもやっても上がらないし、やらないとすぐに下がる。それなのにどっかの高校には入れるしどこに入っても進学も就職も出来る。
進学が就職よりも上だ、という風潮は少しずつなくなってきた。それでもまだ強く残ってはいる。個人的な意見だ。高卒で就職した人は豊かな暮らしをしている。大学へ行くのは凄く勉強が出来て沢山やれる人だけで良い。他の多くの人は早く働いて家族を作って楽しく暮らすと良い。そんな先輩が地元には沢山いる。

学習塾をやる身としては頑張らせるのが難しい。
偏差値ピラミッドみたいなのがあると塾は流行りそう。

まあ、良い。

沢山詰め込んで、明日は出来る限り沢山書いてきてください。
  
Posted by sawch at 08:02Comments(0)

2025年03月08日

卒業



「卒業」って映画があって花嫁を元の恋人がさらって行って「サウンドオブサイレンス」が流れて、、
ご存じですか?
『大人になったらアレやろう』と思っていたのですが
すっかり忘れたまま年を取ってしまいました。

昨日で塾は終わりでした。
勉強会は月曜までありますがそっちはなんとなく気が楽なんです。オマケというか追加サービスというか、最悪やらなくても大丈夫かな、と考えています。
勉強会に来る人はご心配なく。やる以上は気合いを入れて行きます。
レギュラー日程の塾は『絶対にやすまないぞ』だけでなくてベストコンディションを維持して臨む様にしていました。
身体も心も頭も準備していました。
その塾を卒業出来たのでホッとしています。
卒業したのは生徒だけではなくて私も卒業したのです。
『今年も何とかやり遂げた』と思っています。

これまで御縁があった生徒は600人を超えています。
その中で卒業したと言える生徒はどのくらいだろう。
ほとんどの人は卒業すれば何の音沙汰もない。
私のことなど覚えていない人も多いだろう。
『顔を合わせたくない』と気まずい形でお別れした人もそれなりにいる。
「先生のおかげです。」と言ってくれた人も何の連絡もない。
そんなもんだ。それで良い。

皆さんその先の人生の方が大事で頑張らないといけないないので振り返っている暇はない。
私だって同じだ。
次の生徒もいるし、むしろ次の生徒を探さないといけない。
自分の次の人生を探さないといけないのかも知れない。
振り返るのはほんの一瞬で、チラッと見るだけで良い。

人生の僅かな一瞬のその中の一部分を一緒に過ごしてまた離れていく。それが卒業だ。

さらりといこう。  
Posted by sawch at 12:19Comments(0)

2025年03月05日

「社会科」の問題



社会科の長野県の高校入試の問題はとても物足りない。
去年の入試問題を見た。
歴史は「平安」の1つしか単語を書く答えがない。
記述が1つで他は全部記号だ。
公民は「共助」の1つで記述問題ばかりだ。
それも環境や社会保障に偏っている。
地理は記述が4つあるがどれも知識を問うのではなくて
問題の中の資料やグラフを見て答えるので読み取れば出来る。
知識の量を問うのではなくて「考える力」を問うのが目的なのだろう。
公立高校の入試は義務教育で学んだことを問うべきだ。

中学生の社会科の知識が乏し過ぎる。

近隣の市町村の名前や駒ヶ根の中の小学校の名前にある「中沢」「東伊那」の地名を「赤穂」に住む子どもは知らない。
都道府県や主な都市や川や山の名前を知らない。
まして世界地理はほぼ入試に出ない。
入試に出ないので3年生のテストにはほぼ出ない。
「この地域はこんなに素敵なんだね。行きたいな〜」
「この地域にはこういう問題があるんだね」
興味を持つことで将来行きたいと思って欲しい。

「今の自分達の生活はこうした先人の営みの上で成り立っている」ということと「教養」として身につけたい。

「少子高齢化」「地球温暖化」しか公民で学んだ知識がない。

どの分野でも学んだ知識があまりにも少ない。
知識があってその上で「考える力」を問うのは良いかも知れないが知識がなくても問題の中の資料を見て解くコツを知っていれば答えられるのではつまらない。

「暗記」は悪いもので「考えること」は良いことだとするのは間違いだ。
沢山暗記して答案用紙に沢山書くことは充実感や達成感を得ることが出来る。

この問題が最終到達点なら学校の授業は何をするのだろう。

20年前の赤穂高校では世界の全ての国名を暗記させた。
白地図に書き込むのだ。200近くある国の多くは聞いたこともなく覚えにくい名前が多い。私が教えていた生徒は嫌になって「こんな事をしても意味がない」と泣いてしまった。
私が高校生の時は古文や漢文を丸暗記させられた。
今でも微かに覚えていて賢い気がして何となく心地よい。

「暗記」する事を訓練する為にも社会科はひたすら覚えると良い。単語の意味を授業で説明してそれを覚えさせてテストに出す。これなら生徒も教師もやりやすいのではないか。

受験勉強をしやすく、やった甲斐がある様な問題にして欲しい。  
Posted by sawch at 07:48Comments(0)

2025年03月04日

PL学園は大阪人の誇りだった



「ワシはPLの四番やったんや」
昔の大阪にはそう自慢するおっさんがあちこちにいた。
PLというのは高校野球の強豪校で大阪代表だった。
四番というのは四番打者でチームで一番のホームランバッターということだ。
この酔っぱらいのおっさん達の発言は100%嘘だが、そのくらい大阪人の憧れであり誇りだった。

当時はプロ野球の巨人がとても強くて阪神はなかなか勝てなかった。東京に勝てるPL学園が誇りだったのだ。
写真は当時の雑誌の表紙だがそこにある名前はPL学園出身の有名な野球選手だ。

松井稼頭央はPL学園出身でプロ野球で活躍し楽天の監督をした人だ。その松井と大リーグパドレスのダルビッシュの対談が面白い。ダルビッシュはPL学園がある大阪の羽曳野市の出身だが東北高校に進んだ。「なんでPLに来てくれなかったんや?」と松井は言う。「PLの練習が厳し過ぎて僕にはついていけないと思ったんです。」とダルビッシュは答えた。あのダルビッシュがついていけないとおもったなんて。朝の練習のために6時に目覚ましを合わせるが目覚ましが鳴る5分前には起きなくてはいけない、といった様な謎のルールが沢山あった。
「PLの練習と比べるとプロ野球の練習はとても楽だった。」と松井は話した。
この部分に私は感銘を受けた。
厳しい経験をしているとあとが楽なのだ。
大して厳しいことを経験してない私だが納得する。

無理やり高校受験に持ってくるが、過去問題集を3回ずつ全部やるということには厳しいことを経験するといったメリットもある。
2時間の勉強会に耐えられる人が多くなった。
自分の実力を超えた難しい問題を解くことも同じメリットがある。
中学の授業が解るようにして高校受験を突破する事が吉田塾の目標だが楽しいことと厳しいことの両方を経験することが後の人生に役に立つ。『一生の財産』である。

PL学園は日本中から優秀な中学生を集めたエリートチームだから強いというわけでもなければ、優秀なコーチが素晴らしい環境で完成された指導方法を使って指導しているというわけでもない。
理不尽な厳しさが果てしなく存在していた。

当時の「PLの四番」と語ったおっちゃん達もそのことを知らない。  
Posted by sawch at 07:41Comments(0)

2025年02月28日

私の子どもは私よりも勉強が出来ないのはなぜ?





 

「私の子どもは私よりも勉強が出来ないのはなぜ?」
塾の親御さんから問い合わせがあったので考えてみた。

実際に親御さんの方が得意なのならその理由は私にはわからない。
しかしそうではない場合がある。
まずは勘違いというか思い込みだ。
私の様な厚かましい性格の大人は自分に都合が良い様に過去を作り変えてしまう。
「勉強が出来て、スポーツが得意で、ケンカが強くて、モテた。」と息子達に語っていたが、「全然そうではなかった」と実家の母が息子達に話した。
嘘をついた覚えはなく、「あれ?そうやった?」と思った。この様な勘違いはありがちだ。

次は子ども全体の学力低下だ。
20数年前にこの仕事を始めた時に子どもの学力低下を感じた。教育に関わる仕事をしていなかったので自分の子どもの頃との比較だが、のんびりしていて、数字の競争に強い関心が感じられない子どもが多かった。
都会と比べて数が少ない子どもの数が少子化でさらに減り、誰もが近くの公立高校に進める地域だからかと思った。
それはそれで幸せかとも思った。
当時は駒ヶ根や伊那の塾や家庭教師の先輩数人と話したがどの人も「学力低下、幼児化」を嘆いていた。

それから20年が経ってさらにその傾向が進んだと感じる。
『子どもが少ないなら学校でしっかりとみて貰える』と考えたが、そのメリットよりも『競争心の無さ』のデメリットの方が大きい様だ。
競争心を育てるのかのんびりとした環境で育てるのか、どっちが良いかはそれぞれの判断だが、テストの点数に影響を与えるのは間違いない。

もう一つは学校の勉強が難しすぎることだ。
「仮定法過去」という英語の文法があるが今の中3はこれを習う。「もし私が鳥ならば、あなたの元に飛んでいくのに」というやつだ。
これって去年はあった?
数年前には高2で習った範囲だ。
学校で習う内容が増えている。難しいことを沢山習う。
積み残しが多くなっている。

テスト自体も難し過ぎる。
20年前のこの辺りの中3のテストを見ると驚くことにたった1枚しかない。当時の「良くできる生徒」は100点や90点以上を取ることも珍しくなかった。
五教科合計で400以上はザラにいた。
ちなみに平均点は今と大して変わらない。
ヤンチャな人は五教科で50点程度しか取らなかったからだ。
なぜあんなに難しくひねくったテストなのだろう。
学校の授業ではそのテストに対応するための準備はしていないだろう。
20年前の中3の社会のテストで「新研究」の歴史年表がそのままコピーして出された。「ここが出るぞ〜」と予め授業で言ってくれた様で多くの生徒が満点だった。
『それで良いやん』
難しいテストにしても考える力は付かないよ。
むしろヤル気がなくなる。

さらに教師の問題もあるだろう。
心身の不調で学校を休む教師が多くて授業が成立しないのはもはやどの生徒も経験する。
休む教師の何倍もの心身不調で悩む教師は多いだろう。
そんな人がどこまでちゃんと授業が出来るだろう。
厳しくすれば「パワハラ」と言われる。
子どもなのにプライバシーや人権を必要以上に訴える。
教師は事なかれ主義になるしかない。

この様に学校が上手く機能せずにいる。
教科書の内容をきちんと理解して覚えている生徒は少ないだろう。それをさらにひねってテストにするので点数は低くなり、基本内容さえも覚えようとしない。
「基本なんかやってもテストには応用しか出ない」と言う。
「基本が出来ず、すぐに音を上げる君に応用なんか出来るか」と言いたい。

この様に本当に勉強が出来ないのもある。


まあ、焦ってもしゃーないんとちゃう?
それがわが子や。
お母さんが産んで夫婦で育てた子や。
「元気で明るく友達が沢山いる人に育って」と産まれた時には思ったた子や。
その通りになってる。

まだ少しだけ子育ては続く。
ストレスを溜めすぎない様に楽しんでください。  
Posted by sawch at 08:06Comments(0)

2025年02月26日

義務教育の充実を望む



中学生を見ているとテストがドンドン難しくなる一方で知識がドンドン減っている様に思う。
高校入試が難しくなっているのを見越して中学のテストが難しくなっている。
平均点が40点とか50点で、100点を取る人などほとんどいない。
『義務教育って何?』と思った。
「必要な基礎学力と必要なルールを身に付けることと日本人としての人格形成をすること」らしい。
義務教育は基礎学力を身に付けるためのものだったらテストはその人の学力を計るものではなくて身に付けさせるためにやるべきものだ。つまり教えることは全員が全てみにつけなくてはいけない。
「ひらがなを読む、足し算引き算が出来る」
この辺りは大丈夫だろう。
「九九が出来る、漢字が読めて書ける」
ここはヤバい。
九九が怪しい中学生は沢山いる。
漢字に至っては義務教育で習うものさえも無理だ。
私もきっと無理だ。

少し前に創立150年だった小学校が多い。
明治維新後の学制で出来た学校が150年になった。
国家の近代化を進めるのに役立つ人を育てるために必要な学力をつけるための学制だ。

義務教育は自分のために、国のために、より良い社会のために必要なことを学ぶものだ。

そうであれば個々人の習熟度の差を計る高校入試とは別物で全員が満点にならなければならない。
ひらがなや九九を学んだ時の様に家庭での頑張りも不可欠だ。
学校はきっかけを与えて、自宅で頑張って、学校で披露する。
親も学校に丸投げではいけない。 

学校でやる内容はかなり減らして易しいものにしなくてはいけない。
そして内容を吟味して常に更新していかなくてはならない。
東北の震災があったり、コロナ禍があったり、地球温暖化、少子高齢化、ウクライナ侵攻、様々な出来事があると義務教育でやるのかどうかを吟味しなくてはいけない。

運動能力の低下や集中力の低下にも対応しなくてはいけない。

先生が黒板で教える必要はない。
「教科書を読んでいるだけ」やろ。
デジタル機器を使えば良い。
先生の役割りも見直さないと先生そのものがいなくなりそうだ。

中学生の勉強は高校入試のためではなくて、
知識と教養を身につけて、世の中を良くするためでなくてはならない、そのための義務教育にしてほしい。
テストを難しくし過ぎて子ども達の学ぶ意欲がなくなり、元気がなくなるのはダメでしょう。
100点をもらうと嬉しいと思うのだが。  
Posted by sawch at 07:59Comments(0)

2025年02月24日

社会科から学んだこと



私はあまり優秀な学生ではなかった。
学校は遊びに行くものだと思っていた。
学生時代に勉強したことで世の中に活かしていることと言われても思い浮かばない。
覚えていることさえもあまりない。

社会科で覚えているのが帝国の存在だった。
資料集を眺めると大英帝国やモンゴル帝国やインカ帝国、オスマン帝国などの装飾品が載っていた。
『トルコが力を持っていたのはそんな昔々のことじゃないんや』と驚いた。

色んな国が戦って大きな力を持ったり滅びたりした。
「栄枯盛衰」というやつだ。

社会人になった頃は日本の景気は良かった。
サラリーは毎年3%ずつ上がるものだと思われた。
定期預金の金利は10%だった。 
『定期預金や株に投資するとめっちゃ増える』と思った。
世界一の大国であるアメリカさえも日本が買おうとしていた。
友人達はローンを組んで家を建てたり、会社を作ることに躊躇がなかった。

「日本の時代はずっと続くわけではないだろう」と何となく思った。 
それは帝国の栄枯盛衰を考えてだ。
数百年も帝国が続いた国もある。
日本もそうであって欲しいと思っていた。

やはり不安なので慎重に生きた。
思ったよりも早く日本の衰退が起こっている。
過疎化は予想できても少子化は考えもつかなかった。
『おじいちゃんよりお父さん、お父さんよりも俺ら』の方が兄弟が少ないのに気が付かなかった。
大きな失敗をせずに今まで生きてこられたのは社会科から学んだことが体のどこかに染み付いていて、大きなチャレンジをして大成功を目指そうとしなかったことだろう。

『自分ならやれるやろ』と天狗になっていた自分にブレーキをかけてくれたのは社会科から学んだことだったと思う。  
Posted by sawch at 07:07Comments(0)

2025年02月22日

私の今の目標



公立高校の後期試験まであと2週間と少しだ。

私の今の目標はその2週間までの10回ほどの塾を休まずにやるということです。
 
『なんだ?その目標は、』と思われる人もいるかも知れませんが、これってかなり大変なことです。

コロナだけではなくてインフルエンザも流行っている中で休まずに塾に来てくれた生徒は少ないです。
休まないというのは簡単ではありません。
私が休めば毎回10人以上の生徒に迷惑をかけます。

今、私が塾を休んでも生徒の皆さんは実質的には大した影響はないでしょう。
それでも気持ちの上では不安でしょう。
やはりあと2週間を休まずに過ごさないといけません。

受験生には受験生の目標があるでしょう。
2年生には2年生の目標があるでしょう。
私の目標はあと2週間を無事に過ごす事です。

この目標を達成すれば私はお休みです。
その先のことはまだ考えられません。
落ち着いたら次を考えます。  
Posted by sawch at 16:17Comments(0)

2025年02月21日

中学生相手の塾の難しさ




『勉強を教えるなんて簡単なことやろ』
この仕事を始める時にはそう思った。
『解き方を説明して実際にやらせばすぐに出来るやろ』
そう思った。

親御さんの中にもそう思っている人が多いと感じる。

数学や理科の易しい問題なら少し説明すれば
「解りました〜」と言ってくれる。
社会の用語なら「ここは木曽山脈や」と教えるだけ。
英語の教科書を訳すのも出来る。
国語なんて日本語だ。

そしたらなんでテストで40点とか50点なのだ?
難しい問題が出来なかったとしても80点くらいにはならないものか?
きっとそこが中学生に勉強を教える難しさなのだろう。
大人が同じ問題に取組めば80点くらいは取れるだろう。
この仕事を始めた時には連立方程式の普通の計算すら出来なかった私が今はだいたい全部出来るのだから。

各生徒と一緒に勉強の計画を作ったことがあった。
次に教えに行った時には既に計画から遅れていた。

目標を一緒にたてたこともあった。
「頑張る」「400点を取る」「英語を平均点以上にする」
実行されることはなかった。

私が鬼になったこともあった。
「宿題を出してください」と親が言うので出すが、
やらないことが続いた。
私は厳しく叱った。生徒は震え上がっていた。
「次は絶対にやっておきます」
と言ったがそれでも半分くらいしかやらなかった。
頭にきた私は途中でその生徒の家から帰った。
「お前なんかもう辞めてしまえ」
と捨てゼリフを残して。
電話をかけてきて泣きながら叫んでいた。
「今度は絶対にやります。」
今度は確かにやったがその次は足りなかった。
また叱りつけて家を出なくてはいけないのか?

疲れた。

相手は生身の人間だ。
しかも中学生という一番ややこしい年頃だ。
親御さんはわが子の普段の姿を知っているのだろうか?
学校の授業中にどういう態度でいるのか?
「とりあえずそこに座っているのなら何かを身につけよう」
寝てたり、ボーッとしてたり、解らないのを放っていたりしてないか?
学校でやったことは少しだけでも自宅で見直そう。
わざわざ一度全部忘れてから塾で教えて貰うのは間違いだ。
親が寝静まったあとでゲームやチャットやユーチューブ、さぞ楽しいだろう。

学校では人間関係が難しくてそれを頑張らないといけない。
部活動でも色んなややこしいことがおきる。
思い荷物を持って学校まで歩くのもキツイ。

そんな中で勉強を立てた計画通りにやったり、
学校の宿題に加えて塾の宿題まで出来るのか?

親御さんはお子さんの姿を出来るだけ多く見たほうが良い。参観や懇談会、部活動、登下校、塾の懇談会など沢山見たほうが良い。
一緒にご飯を食べて様子を見たほうが良い。

そうすれば杓子定規に計画とか宿題とか塾とかで良くならないのがわかる。
「色んな好きなこともやらせたい」
そう言って部活動をやり過ぎたり、趣味の習い事をさせたりして、家に帰れば切り替えて勉強をするか?
きっと疲れて寝ている。

「新研究をたくさんやろう」
「入試の過去問題集をたくさんやろう」
そう言ってもやるのは塾に来た時だけの生徒がいて、
家でやる生徒がいる。
家でやる生徒にも継続的に丁寧にやる生徒と、片付け仕事の様にやる生徒がいる。
そのまま点数に反映される。
内申点の良し悪しを見れば学校での姿勢がわかる。

それがその人の今の実力だ。
それをしっかりと受け止めて『何とかしよう』と自分で思えば少しずつ良くなる。
その気持ちがあって初めて親や塾の言う事が耳に入る。

やるかやらないかが勝負の大半だ。
気持ちを盛り上げることが塾の仕事だ。
やらせ過ぎるとすぐに潰れてしまう。
「難しい」
「俺も疲れた」
あと2週間で休養に入ります。  
Posted by sawch at 08:36Comments(0)

2025年02月20日

男子生徒は頑張れ!!



長野県公立高校の前期試験の結果が出た。
女子生徒はみんな受かった。
既に私立高校を決めた女子生徒も合わせると
吉田塾では既に半数以上の女子生徒は合格した。

昔々、私が中3だった頃の大阪の公立高校は推薦試験がなくて一発勝負の学力試験に内申点を数字として加算する方式だった。『態度が悪いから内申も悪いやろ』と思っていたが想像以上に悪かった。『教師に嫌われとったんや』と遅ればせながら気付いた。

今の生徒も同じだ。テストの点数と通知表を比べた時に男女で差がある。想像以上に悪い男子と想像以上に良い女子がいる。
「差別じゃん!」とわめく男子よ。そんなのだから先生から煙たがられるんじゃ。
学校の先生も人間だ。孤独で寂しい想いをしている先生が多いので盛り上げる女子、笑顔の女子、に比べて「大丈夫です」と顔も向けずに言う男子とどっちをカワイイと感じるかだ。

塾でも同じだ。女子生徒が来てくれて嬉しいのは私がスケベだからではない。女子生徒は笑顔で「ここが解らないんです」と言って来てくれる。自宅からラインで質問をするのはほぼ女子だ。忘れ物や屁理屈が多く、面倒くさいのが男子だ。
女子率が多い年と男子率が多い年では盛り上がりが違う。

でも男達よ。心配するな。俺も男だ。知っていたか?
私の子どもは3人とも男だ。誰に似たのか皆さんよりも面倒くさい。
俺は差別はしない。男女関係なく応援する。男子生徒も出来るだけかわいくいてくれ。しかしスカートは履いてくるな。

塾はあと2週間で終わるが君たちは高校生となる。
高校生になったら中学の反省で少しだけかわいくなれ。
先生を無視したり、「黙れ!」と怒鳴ったり、授業中に突然出ていったりするな。
「先生〜数学を教えてください!」と甘えてみろ。

半分は冗談の様に書いたが男女関係なくかわいく生きると良いことがある。
俺はいつまでもかわいくなれない。  
Posted by sawch at 08:51Comments(0)

2025年02月17日

懇談会



吉田塾の本年度2回目の懇談会をした。
私は誰かの為に何かをやるというのは苦手で
自分の為になることをやる方が性に合っている。

吉田塾もそうだ。
「安くてしっかりやってくれてありがとう」と
褒めてもらえると嬉しいが自分のためなので褒めるほどのものではない。
お金を頂いて楽しみや生き甲斐を貰えて若いエキスまで貰えている。(変な意味ではありません)

懇談会も自分のためだ。
『親ってこんなことを考えているんだな』
がわかると
『それならこういう塾にしよう』と思う。
自分のやり方の確認になる。

塾に来てくれるのが一番の応援で、懇談会や歩く会などのイベントに来てくれると私を応援してくれていると思えてさらに嬉しい。
こうして書いているブログを読んでくれるのも応援だ。

懇談会で近い距離で直接の声を聞くとよりホンネが聞けて心に響いてくる。

前回も前々回も15人くらいと大勢来てくれてとても嬉しかった。
今回は半分くらいの人数で締め切ったが一人一人の時間が増えてさらにホンネが聞けた様に思う。
普段入ることがない塾の中を見てもらい様子を伝える事と、自分の気になる事を共有し他の人の声を聞くのは意義がある。
親と子どもと私の間がスムーズになる。
人と人との関わりが塾だ。

「先生」と呼ばれて怖がられるのも学習塾には必要かも知れない。
「吉田さん」と呼ばれる親戚のおじさんの様な距離感もさらに良い。
「先生」なんて孤独な人間への呼び方だ。
あまり好きではない。
俺ってけっこう寂しがり屋なんだ。(笑)

懇談会に来ていない人との距離も近くして卒業後も「吉田さん」でいられるとやり続ける力になる。  
Posted by sawch at 08:13Comments(0)

2025年02月15日

高校受験の最大の敵



ゲーム、眠気、スポーツ、テレビ、マンガ、音楽、スマホ、

高校受験の妨げになるものは色々ある。
最大の敵は「恋」だろう。
バレンタインの日を前にそわそわしているわが子は受験勉強どころではない。

部活動を引退して高校受験という現実にみんなが向き合う時期に突然恋をしてしまう中学生が少なくない。
やましい気持ちがあるのか親はもちろん友人にも秘密にしている。
学校帰りの途中で示し合わせて、神社の裏かなんかで何しとんねん?
「今日は塾だ、ウゼー」とギリギリに家に戻る。
夜遅くまでスマホであれこれとやり取りをする。
「同じ高校へ行こう」
絶対にやめた方が良い約束をしてしまう。
片方の子がレベルを下げて受験をする事に納得いかない親とは大喧嘩だ。
「もう高校なんか行かない」と言いだす始末だ。

わが子の点数が急に下がった人は疑ってみると良い。
恋と受験勉強の両立が出来る中学生なんてほとんどいない。

現実逃避の恋愛ごっこの場合が多いが本人たちはそんな風には思ってないから厄介だ。
最悪なのが受験目前での破綻だ。
「放っておいて」と部屋にこもる。
『受験勉強の過度なストレスだろうか』
と親は思うが受験勉強どころではない。

高校生になっても続くケースはあまりないのでここは受験勉強に集中して「花の高校生デビュー」で素敵な自分と素敵な誰かの出会いを楽しみにするのが賢明だろう。  
Posted by sawch at 08:50Comments(0)

2025年02月13日

語学教室と学習塾の共通点



ネパール語2回目の授業が海外協力隊訓練所であった。
ネパール人の先生は海外協力隊で40年以上日本人に教えている人だ。
長年ネパール語を教える仕事をしている専門家だ。
ネパール語だけでなく教え方から学ぶべきことは多い。
「単語帳を全て覚えている人でもいざ会話を始めると出てこないものだ。」
「代表的な文章を20回以上実際に使って自分のものにして、少しずつ単語を入れ替えて使える文章を増やす」
こんな話しをしてくれた。
『なるほど』と思った。

学習塾でもそうだ。普通の公立高校を目指す人達の学習塾だ。
特別なひらめきや難問を解くテクニックは必要ではない。
教科書の内容を答案用紙に書けると良い。
基本がとても大事だ。
私がその為に出来る事は何か?
学校で習う内容の全てを塾で教え直すのは無理だ。
教えたとしても身に付くものではない。
教科書の内容を答案用紙に書ける様にする為にそれをやる気持ちを作る環境を提供することだ。
「学校の問題集はやったので他のを買っても良いですか?」
学校の問題集をやったのに点数が低いのでよくするために応用の問題集を買うらしい。
自分がそれが良いと思うならやれば良いが、きっと上手くいかない。
テストの点数が低いのに応用問題は解けない。
基礎の問題集をやったのに点数が低すぎないか?
応用問題は少ししか出ない。
基礎のない人に応用を教えても理解出来ない。
そもそも覚えるべきことを覚えていない。
だいたいは応用問題集も途中で嫌になってやめてしまう。

語学を学ぶ時にテキストだけで学ぼうとするとよく使う文章も使わない文章も同様に学ぼうとする結果、よく使う文章が使えないことが多い。
教科書の全てを使える様にすると書いたが使う練習が必要だ。
過去問題集を繰り返して教科書の知識を使える様に練習しないといけない。
入試過去問題と学校のテストを繰り返してまた教科書に戻る。教科書とそれに準じた学校の問題集を使うとやりやすい。

語学教室と学習塾は相違点もあれば共通点もある。
ネパール語を学びながら語学教室の先輩の教え方から学ぶことは多い。
次の教室ではホンモノの大使が来てくれるそうだ。
  
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2025年02月12日

中学生が株を買う



中学生が株を買っていた。
駒ヶ根東中学だったと思う。
社会科の授業でやっていた。
随分昔のことだ。
実際にお金を使うのではなくて「ごっこ」をしていた。
各自銘柄を選んで買い、新聞で儲かった金額を競うというものだった。
「それって面白い?」
学校の授業期間程度の短期での上がり下がりは大してないだろう。
ダイナミックな日々の動きはない。
何よりも自分のお金で買わなければ「どうでも良い」ということになる。

余剰資金で長期保有で分散投資をすれば社会の動きに合わせて上がり下がりをする。
私が初めて買った頃は今と同じくらいの株価だったがその後は四分の一くらいまで下がった。
そして元に戻った。
日経平均という主な株の価格の平均値のことだ。
今も幾らも増えてない。
減った時に売らなくて良かった。

大阪の心斎橋に職場があった。
グリコの看板が有名な道頓堀の近くだが大阪のオフィス街でもあった。
証券会社の大きなオフィスの前には競馬場の様なやや胡散臭いおじさん達が新聞や鉛筆を持って掲示板の数字を見つめていた…
業種は少し違うが金融会社にいたので勉強の1つとして先に挙げた株取引の原則も知っていた。
『それなら』と思って少しだけ買おうと窓口に行った。半分は好奇心からだ。
少ししかない余剰資金を窓口のお姉さんのアドバイスのもとで3つの会社に分散投資をした。
その内の1つは今も持っていて随分と増えている。
しかしあとの2つは途中で売った。
随分と減ったのだと記憶している。
細かく株価を見て一喜一憂せずに放っておくのが良いかも知れない。
儲かる損するということだけではなくて『この会社を応援したいから投資する』と考えた方が良いかも知れない。

仮想売買していた生徒も立派な大人になり投資をして世の中の応援をしている人もいるだろう。  
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2025年02月11日

吉田塾倒産の心配



ラーメン屋の倒産件数が多いそうだ。
材料費、光熱費、人件費、家賃、ラーメン屋にはゴミ処分のお金も高くかかるらしい。
そうした費用の全てを値上げに反映させることが出来なくて利益を圧迫する。
値上げすると客足が鈍くなりさらに利益が減る。
その辺りと人手不足が主な理由らしい。

同時に学習塾の倒産も去年は最も多かった。
事情はラーメン屋と似ていて、少子化もあるそうだ。
コロナ禍が始まった年に駒ヶ根でも何件かの学習塾がなくなった。
オーナーの年齢もあってやめたのもある。
儲からないことの他に、年齢ギャップもある。
生徒やその親と自分との年齢が離れてくると考え方や態度が違ってきて嫌になることが増えてくる。

さて吉田塾だ。
あと1ヶ月で生徒は誰もいなくなる。
収入はなくなる。
新年度に誰かが来てくれるかどうかはわからない。
今年は沢山来てくれた。
沢山集められたとも言える。
しかし来年度に来てくれる保証はない。
何年やっていてもなかなかの不安だ。
料金は安くしている。
人は雇ってはいない。
家賃は高くない。
光熱費は少し上がっている。
1000円を値上げする?
1200円?
毎回小銭だらけ?
お釣りも出す?
無理だ。

利益を確保するには生徒の数が必要だ。
生徒が来なくなれば倒産であり、引退だな。  
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2025年02月10日

高校入試の面接試験は無いのが良い



長野県の公立高校入試については面接試験入試は無いのが良い。
そう思う理由が幾つかある。

まず思う事は「出来レース」というのだろうか、受ける前からある程度の結果は決まっているからだ。
面接と内申点との両方を判断材料にするという事だが、過去の私の塾の生徒では内申点の上から受かっている。
「学力だけではなくて意欲や様々な能力を判断材料にする」為の面接らしいが内申点の低い生徒で受かった生徒はいなかった。高い生徒で落ちた生徒はいなかった。
専門学科の高校でも英語も数学もあり、学力が極端に低いと授業を進めにくいだろう。
ボーダーラインの生徒なら面接で合否が決まるので面接が全く意味がないとは言わないが内申点が低いのなら受けても無理だ。
中学の教師には「内申点で無理なら受けないのが良い」という人もいれば「経験だから受けろ」「自分で決めろ」という人もいる。
受けるエネルギーと落ちた時のダメージを考えると内申点が足りていないのなら受けないのが良い。

2つ目の理由だが、あの程度の面接で判断出来ないだろう。誰が作ったのかわからない志望動機や回答を鵜呑みにして生徒を選ぶ判断材料に出来るのだろうか。
高校教師は人事課ではないので面接の専門家ではない。
もし私が高校教師だとしても僅かな時間で一生懸命に自分の事を語る中学生の合否を決めるのは忍びないので内申点に頼って判断すると思う。
もし面接を判断材料にするのなら何回かの面接を、違う人が行って判断するしかない。

3つ目の理由だが、中学は義務教育だ。しっかり勉強したかどうかを見極めて合否を決めるべきだ。
義務教育は大人になる上で必要な学力を付けるものなのでそれをみるのが学力による高校入試であり、受験に向けての勉強をしっかりすることで義務教育の集大成になる。
面接試験で受かってしまえば勉強が疎かになる。
「サッカーが上手い」「将来の夢」などで判断するのは義務教育のはふさわしくない。
私の息子のうちの2人はサッカーで高校へ行った。
勉強はしなかった。親は私なのに。

最後だが受験は3月に一斉にするべきだ。
私立高校では12月に決まった生徒もいた。
1月には私立高校の多くが決まる。
その後の学校ではどう過ごすのか?
前期試験の不合格者にだけもう一度のチャンスがあるのは不公平だ。もう一度勉強するのもキツイ。
しつこいが中学は義務教育だ。
卒業を目指してしっかりと勉強しようよ。
間もなく公立高校の前期試験の合格者が出る。
私立高校の合格者もいる。
「受かっても喜ばない様に。」と学校で言われる事が多い。
「受かった事を他言しないように」と言われた生徒もいる。
その人は合格の喜びを味わう事が一生ないかも知れない。
中学生が自分をさらけ出して語り、不合格にされれば自己を否定された様に感じて想像以上に落ち込む。
受かったクラスメイトが喜ばないのが却って落ち込みを酷くする。
面接試験そのものが中学生にはいらないがやるとしても3月にやって欲しい。

受験生はそろそろ家を出た頃か。
受ける以上は思い切り緊張して沢山喋って欲しい。  
Posted by sawch at 07:46Comments(0)

2025年02月07日

ヒトは何故大学へ行きたいのか?



「良い学校へ行き、良い会社へ入ると良い生活が出来る」
私らの頃はそう言われた。
就職活動は4年生になってからだった。

今はどうなんだろう?
良い会社って?
転職する人が多い。
就職活動は2年生からスタートするらしい。

『大学は就職活動を有利に進める為に行くのか?』
『勉強をしたいから行くんじゃないのか?』
私の生徒だった中学生の頃には全く勉強をせずに、ひどい点数を取っていた人も大学へ行く。
『あんなに勉強がキライだったのに』
都会の大学へ行き、都会で就職して、都会で生活するのは辛いよ。都会にいた頃の俺のような意地悪な人に囲まれるよ。
「就職します」と言う高校生に担任教師は「大学に行かないと勿体ないよ」と言う。
高卒で地元就職するのは勿体ないらしい。

高卒で地元就職した人はほとんどがすぐに車を買う。
そしてしばらくは自宅に住む。
お金が貯まり生活の苦労がなくて自由を謳歌している。
都会ほど給料が多くはないものの生活費は圧倒的に少ない。
そして結婚が早くてすぐに親になる。
あっという間に3人くらいの子どもがいる親になる。
そしてそして家を建てる。
「オレ、大学出てんだけど、いまだに築50年の団地に住んでいる。」
良い生活。が目当てなら都会の大学へ行くのは正しいのか考えた方が良い。
専門的な勉強がしたいのなら行くと良い。
大学に行って資格を取らないと就けない仕事が多いのも間違いだ。
高卒でその仕事に就き、見習いの様な立場で働きながら資格を取るといった形にならないか。
人手不足で外国人に助けてもらわないと成り立たない世の中になりつつある一方で半分大学生で半分バイトの様な人が多い。

人手不足や少子化や過疎化といった壊滅的な状況の解決にも高卒地元就職の人が増えると良い。
「本当に勉強したい人だけが大学生になると良い」
  
Posted by sawch at 07:55Comments(0)