2023年12月14日
体験して成長しよう

中学2年生の時に朝刊配達をした。
まだ真っ暗な3時くらいに起きた。
30万円もするステレオが欲しかったがお年玉では足らなかったのだ。
親を説得して担任を説得した。
1人で読売新聞の販売店に行った。
自転車で80軒程に朝刊を配った。
毎朝暗い時間に1時間半程も仕事をした。
1ヶ月が終わって給料を貰った。
たったの15000円だった。
昔とはいえ1日500円だ。
過酷な労働に見合わないと中2ながらに思った。
3年生の冬まで続けた。
終わってから聞いた話しだ。
朝日新聞の販売店は30000円貰えたそうだ。
しかも折込チラシを入れる作業がなくて、
高校野球を見に甲子園へ連れて行ってくれたそうだ。
「朝日新聞は中学生を雇わない。」
担任が言った言葉を真に受けて阪神ファンの私は読売に行った。
朝日新聞でも学校の許可があれば雇ってくれたらしい。
最初に条件の交渉や確認をしなくてはいけないと学んだ。
間違った情報をくれた担任と初めに一緒に販売店に行ってくれなかった親を恨んだ。
しかしその事で学べた事は多くて、後に両方に感謝した。
認めてくれただけでもありがたいと思った。
周りの中学生よりも度胸のある人になった。
中学を卒業する春休みには飛び込みで郵便局へ行き配達のバイトをした。
駒ヶ根の10倍以上の人がいる街の大きな郵便局へ1人で入って行き「配達のバイトがしたい」と伝えて地域や時間、給料等を聞いて納得してからバイトをした。
こういう体験がその後の社会人としての営業成績や今の仕事にも繋がっている。
周りがセッティングしてくれた体験ではなくて自分でやってみる体験が面白い。