2023年02月08日
トルコ

トルコの人は親切な人が多いと思っている。
随分昔だが、イスタンブール市内の路線バスに乗った事がある。
バスの中は立っているのも辛い位の満員で、ほとんどが髭面でタバコ臭い男たちだ、宗教のためなのか酒は飲まずにタバコを吸う人が多かった。
水タバコというものをカフェで吸う。
バスの中は服に付いたタバコの匂いや不思議な香辛料や汗の匂いで気持ちが悪くなる位だった。
バスの中は照明が無くて真っ暗だった。
バス停はあるようだがバス停だと判る看板の様なものは無かった。
「○○ホテル」
隣に立っていた男性に自分が泊まっているホテルの名前を告げた。
彼は何かを言った。
私の意図は伝わっていないようだった。
もう一度自分を指さしながら同じ事を言った。
彼は大きな声で何かを叫んだ。
何回か叫んだ。
周りの人と何かを喋っている。
離れた所はから人を掻き分けて誰かがやって来た。
私が声をかけた男が私の手を取りその男と握手をさせた。
その男は私と自分を指さして何かを言っている。
『この男が教えてくれるのか?』
そう思ったがその後は皆黙っていた。
突然彼は私の手を引っ張りバスを降りる様に促した。
彼もバスを降りて何かを言いながら歩いていく。
「ついて来い」
そんな雰囲気だった。
少し歩くと泊まっているホテルの前だった。
わざわざホテルの前まで連れて来てくれたのだった。
お礼を言うと彼は人混みの中を消えて行った。
イスタンブールの街はゴチャゴチャしていた。
人口は世界一多いかも知れないが、戸籍がはっきりしていないのと市の範囲がはっきりしていないので良く判らないらしい。
通りの名前の看板が無くて、迷路の様に入り組んでいた。少し歩けばどこにいるのか全くわからなかった。
地図を見せて自分の行きたい場所の名前をたまたまそばにいた人に告げる。
彼は地図を見てまたたまたまそばにいる人と何かを喋っている。すぐに5人位が固まって何か議論をしている。5人が口々に私に何かを言ってくる。指を指したり片言の英語だったり、私がドイツ語を話せば片言のドイツ語が出て来たりした。
地震の被害に遭った皆さんの辛さを思うと心が痛い。