2024年02月10日
正しく不安がって進化する

長野県公立高校の前期試験の発表があった。合格出来なかった人がいた。
後期試験だけの人も含めてあと僅かだ。
それなのに何故やらないんだろう。
今日みたいな休日なら20時間くらいは出来るだろう。
過去問題集をやれば良いのに何故やらないんだろう。
のんびりしているのは不安じゃないからだろう。
解らない所はラインで無料で教えてくれるなんて過保護なくらいのサービスをしても聞いてくる人はごく僅かだ。
親だって同じだ。
こう書くと「やってます。先生は何も判ってない」と言う親もいるだろう。
そう言うなら何故子供がやらないままなのか。
お子さん達は親が思っているよりのんびりしていますよ。
そこに気がつかないのは親ものんびりしているからだろう。
親だった時の私も不安で仕方がなかった。
今年の生徒ではないが学年で一番テストの点数が良い人がいた。
あるテストで一番じゃなくなって少なからず落ち込んでいた。
「良かったじゃん」と私は言った。
「酷い事を言いますね。」と生徒は言った。
「これでまた頑張れるじゃん」と私は言った。
「そうですね」と生徒は明るく言った。
成績が良い生徒は頭が良いのではなくて、勉強が好きな訳ではない。
たいていは不安がやる原動力だ。
「頑張っていない人は将来は不幸になりますよね。」
受験前なのにのんびりしているクラスメイトを見てそう言った生徒がいた。
辛くて辞めたくて不安で仕方がなくての発言だろう。
私もそうだ。しっかりと運動をして酒もタバコもやらずに休みの日も朝はしっかりと起きる。食べるものにも気をつける。
沢山の生徒が来てくれるのに休めないという不安があるからだ。
『来年は誰も来てくれないかも』
『生徒達は満足して塾に来ているのだろうか』
そうした不安で沢山の事を考えて長文のラインやこうしたブログになる。
時には生徒に厳しい声をかける。
沢山の問題を解いて準備をする。
不安を沢山感じて下さい。
そしてやって下さい。
過去問題集を三連休で2年分くらいはやって下さい。
親御さんも真剣に不安になって何が出来るかを考えて下さい。
大リーガーの大谷さんなんて不安で不安で仕方ないからひたすら野球の事を考えて夜も寝られないんじゃないだろうか。