2024年02月21日
仮眠

「これで京都に帰ります。ありがとうございました」
「吉田くん、気ぃつけてな〜、ありがとう」
滋賀県の湖西辺りのお客さんは優しい。
自分の親くらいの年齢の人が多いためか親切にしてくれる。
比良の山並みからの日差しが琵琶湖に差していて美しい。
一日の仕事を終えた達成感と幾らかの疲労感がある。
ここから2時間をかけて京都の営業所まで帰る。
片側一車線の道をラジオをかけてボーッと走る。
雄琴温泉にはソープランドが並んでいてタクシーで出勤する派手な女性が対向車線で右折待ちをしている。
その女性達を見ようとしての追突事故が多いと聞いた。
男はバカだ。
雄琴温泉辺りはそのためかいつも渋滞している。
段々と眠くなる。
営業所はまだ先だ。
路肩に車を停めて運転席のシートを倒す。
ラジオの音楽が一気にまどろみの世界へ誘う。
暑くて小窓を開けているので走り去る車の音で目が覚めた。
熟睡出来た様ですっっきりとしている。
驚いた事に寝る前にかかっていた曲がまだかかっている。
『3分も寝てないのか』
こうして居眠り運転の危険を回避して京都の営業所へ帰る。
この技?を中学生にも覚えて欲しい。
「一度寝たら起きられないから寝ません」と言ってウトウト勉強しているのだろう。
3分は無理でも30分で起きるんだと思って寝ると起きられる。そしてすっきりして集中出来る。
不謹慎で失礼だが、学校で授業をしてくれるとすぐに眠くなる。中学生の頃は朝刊の配達をしていたからこの技を身につけたのかも知れない。
『仮眠だ。すぐに起きるんだ』と脳に指令をしてから仮眠すると良い。
吉田塾が教える勉強の仕方の一つは仮眠だ。
塾でも仮眠の時間を設けるかな。