2022年06月15日
戸隠のペンション

修学旅行専用列車で長野駅に降りた我々はバスで戸隠へ行った。
登山をしてお蕎麦を食べてクラス毎にペンションに泊まった。
夜遅くに不良のクラスメイトが「10組に遊びに行って来るわ。」と言って葉巻きをくわえて出ていった。
彼はほぼ一瞬で戻って来た。
「あかん、真っ暗や。怖いわ。」
先生達に良いようにやられた。
クラスで別けられ移動は出来ず、他校とのトラブルも起こさず、登山で疲れさせる。
おまけにペンションの親父さんはクマの様な人で登山の時にはクラスの障害のある小柄な女子生徒を背負子に乗せて歩いた。これには不良も一目置くしかなかった。
数十年が過ぎた一昨年のことだ。
飯縄山へ登り、戸隠神社を歩き、こだわりを持っていそうな喫茶店に入った。
マスターに修学旅行の思い出を話した。
スマホを探すと当時のペンション前でのクラス写真があった。
「この人は身体を悪くして引退しましたが娘さん夫婦があとを継いでます。」
あのときのペンションがまだ残っているなんて驚いた。