2023年05月01日
30kmの彼方へ

駒ヶ根市の塾辺りから南へ30kmというと飯田駅辺りだ。北へ行くと箕輪進修高校辺りだ。
多少の混雑を考えても車で1時間もかからない距離だ。
この30kmがお遍路の1日の歩く距離だ。
皆さんは歩いた事がありますか?
高校生の時の強歩大会以来歩いた事がないという人が普通だろう。
この距離を毎日毎日歩く。50日位続けて歩く。
7~8kgの荷物を背負って日差しの強い四国の道を歩く。
辛いのは山道だ。里山登山程度の道がある。疲れた脚には堪える。
車の往来が耐えない国道を歩くのも辛い。
緊張感と騒音でストレスが溜まり、排気ガスで喉をやられる。
時には歩道が無い区間があったり、何より怖いのはトンネルだ。ダンプカーなんかが来ると走って逃げたくなる程の迫力がある。
30km丁度でゴールがあるわけではない。
宿を自分で見つけないとゴールは無い。
20kmで終えても良いがそうすると日数が長くなり費用がかさむ。
40とか50とか先の宿を予約した日は朝の5時過ぎから歩く。
試合に臨む様な緊張感を持って歩く。
痛い脚は筋肉痛と関節痛とマメや擦れや時には虫刺されや怪我もある。
腕、肩、腰も痛い。
私を悩ませたのは花粉症に黄砂とPM2.5だった。
四国一周、88のお寺を全て歩く人もいれば、幾つかに分けて歩く人もいる。
バスや鉄道を使って歩く人もいる。
札所と呼ばれるお寺では本堂でローソク、線香、を灯してお経をあげて納め札を置く。太子堂でも同じ事をする。さらに御朱印を頂く。
この一連のお参りにも時間が必要だ。
私の様に簡単に済ませる人もいる。
服装はイラストの様な白いものが基本だ。
死に装束を着ることで覚悟を示している。
私は傘は被ったが他は省略した。
歩きやすさを優先した。
70代位の年齢の人がごく普通だった。
スマホアプリを上手に使いこなせず紙の地図と電話を中心にして歩く人が多い。
60代の若い人は脱落しやすい。
無理をし過ぎるからだ。
足の爪が剥がれても歯を食いしばって歩いていた人がいた。腫れ上がって靴が履けなくなってリタイアした。
疲労から股関節等が激しく痛くなり、通りががった家の人にタクシーを呼んで貰って宿に入り、一週間程動けなかった人がいた。
一方で何回も歩いて周っている人がいる。
この感覚は一度やると止められないらしい。
私にはやらない理由(言い訳)がある。
カワイイ生徒の皆さんとその親御さんだ。
どちらかと言うとサクッと一周目を歩いたし楽しかったがそれでもやはりキツイ。
やらない言い訳がある方が良い。(笑)
天竜峡までの40kmなら歩ける。
そろそろ花粉も飛ばなくなる様なので歩く。
ルートを選択出来ているのでご一緒したい方はお申し出ください。