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< 2023年05>
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2023年05月07日

この女の子は天才かも?



5年前のお遍路の時の話しだ。
その日は足摺岬にある金剛福寺をお参りする予定だった。
途中の土佐清水辺りの小さな集落で少しだけ道を見失ってしまった。
その為集落の中をウロウロしていた。
小学生も低学年位の女の子が2人で小道の真ん中に座り込んで地面を覗いていた。
「こんにちは~」
特に気にする事もなく挨拶を交わして通り過ぎた。
『やっぱりこの道じゃないわ』
通り過ぎて少ししてからまた女の子の側を通った。
「たまちゃんが〜」
女の子の一人がしゃがんだまま私に何か言っている。
「どうしたん?」
「たまちゃんが〜」
私もしゃがんで地面を見る。
小さなプラスチックの水槽が置いてあって、
小さなオタマジャクシが2匹コンクリートの地面でもがいている。
「たまちゃん、助けて上げて〜」
「何で自分で取らんの?」
「よー触らんの。」

海のすぐ側なのに海の魚ではなくて小さなオタマジャクシで遊んでいて水槽からこぼしてしまった様だ。

潰れそうな位小さなオタマジャクシがコンクリートの地面のでこぼこにハマってもがいている。

指先でそれをつまんで水槽に戻すと他のオタマジャクシに混じって元気よく泳ぎ出した。
「ありがとう、たまちゃん元気や。」
2人の女の子は口々に言った。
たまちゃんは固有名詞ではなくてオタマジャクシ全体の事の様だ。

「ね〜、目〜見せてよ。」
1人の女の子が私の方を見て言った。
初めて彼女らの顔を見た。
1人の子はめちゃくちゃ度が強そうなメガネをかけていた。
もしかすると知的障害があるのかも知れないと思わせる顔だった。
その女の子が「目を見せてよ」と言った。
私はサングラスをかけていた。
その私に向かって言ったのだ。
その表現が素晴らしい。
私になんか興味もなくて、
「ありがとう」で終わるのが普通だろう。
分厚いメガネの下の目でじっと私がサングラスを外すのを見ている。
「たまちゃん、良かったな。」
サングラスを外してそう言った。
「このたまちゃんは〇〇って名前で、このたまちゃんは☓☓って名前で、」
せっかくサングラスを外したのに私には目もくれないでたまちゃんの説明をしてくれる。

それにしても「目を見せて」は良い表現だ。
「バイバイ」
立ち上がってそう言うと、
「バイバイ」と返してくれるが顔はたまちゃんの水槽を見たままでせっかくサングラスを外した私の顔は見てくれなかった。  
Posted by sawch at 06:29Comments(0)歩く