2024年10月01日
駒ヶ根の皆さんのおかげで生きております

気がつけば大阪で暮らした年月よりも駒ヶ根での方が長くなっている。すっかり駒ヶ根人になったと言えるかも知れない。
移住した頃はこの団地がありがたかった。
隣の部屋には1歳の男の子がいて2歳の長男と0歳の次男とは兄弟の様に遊んでいた。
夕方になると中庭には同世代のお父さん達が何人も出てきて子どもが遊ぶのを眺めていた。やがてアレコレとお喋りをする様になった。
子ども達が小学生になると団地だけで25人くらいがいて毎日の様に子ども達の元気な声がこだました。毎日走り回った子ども達は学校では運動が得意な存在になる子が多かった。
家庭教師先の皆さんは親切だった。
2週間に一度「カレーセット」と称してジャガイモ、ニンジン、タマネギ、をきれいにして適量をくれる人がいた。「お肉は買ってね」と言って団地住まいで置き場所と泥を落とす場所がない事を知ってのセットだった。
生徒の皆さんは我が子よりも10歳くらい年上だったので色んなお古をくれた。赤ちゃんが遊ぶブロックや仮面ライダーの人形や絵本をくれた。「PUMA」と書いたシャツを着た息子は部屋でファッションショーをして喜んだ。自転車やスキーまでくれた。
乳牛農家は牛乳をくれて、牛と遊ばせてくれた。
大きな農家が多かったので息子達は我が家の様に走り回っていた。
不登校の生徒に関わり生徒が学校に復活したらおじいさんが心のこもった手紙を書いてくれた。
子ども達が大人になり子育て目的で移住した目的は達成した。
それでも駒ヶ根にいるのは居心地が良いからだろう。
せっかくいるのなら少しでも地元の皆さんのお役に立てればと思い学習塾をしている。
今日も多くの生徒が来てくれる。
駒ヶ根やその近辺の皆さん、お世話になっています。