2024年10月27日
「長時間保育の子は問題行動多い」が物議

保育士がネットに「長時間保育の子は問題行動多い」と投稿して物議を醸している。
「子育てをする為には長時間保育に預けて沢山働かなければいけない」という意見がある。
以前家庭教師の申し込みをして来たにも関わらず「仕事が忙しい」との理由で面談の時間が決まらない家庭があった。
「面談は良いから家庭教師を始めて欲しい」と親は言う。
「お母さんも協力しないと成績は上がらない」と主張する私。
ようやく面談をしたが成績は最下位レベルのその生徒を良くするのは簡単ではないと感じた。
「母子家庭で私が稼がなければ生活が出来ない」と主張する。
しかし中3になって既に成績が最下位の子を良くするのは不可能に近い。「家庭教師に預けただけで良くなるはずもなく、そんな面倒な要求は受け入れられない」と主張する私。
成績の良し悪しと言っても同世代の他の人との競争だ。両親が揃って読み聞かせをしたり公園に行って遊んだり習い事をしたりする人が多い中でそうした経験が少なければ遅れて行く場合が多い。
学校という社会生活では忘れ物をする事は当たり前だ。親がしっかりと見て上げて少しずつ良くなる。過保護はダメだが適度な保護は必要だ。
長年この仕事をしていると親が大きな影響を与えていると感じる。
その事は多くの保育士や教師も感じているはずだ。
言えば物議を醸すのなら黙っている。
黙っていて困るのは親であり子どもであり社会だ。
家庭の事情は事情として別に考えて子育ての専門家の立場の声は聞いて欲しい。
その上で各家庭の事情とのすり合わせは各家庭ですれば良い。
結局は周りとの競争だ。