2024年10月04日
勉強の仕方を学べば我が子は出来る、か?

春から40組以上の中学生とその親御さんと面談をした。
「うちの子は勉強の仕方がわかってなくてそこを教えて頂けると出来る様になると思ってます」
そう話す親御さんが多い。
勉強の仕方はもちろん教える。
しかし「これが勉強の仕方だ」と簡単に伝えられて一度聞けばすぐに出来る様になる「ヤル気スイッチ」の様なものは私の塾には無い。
学校の問題集を出来る様になるまでやる。
丸付けをこまめにして出来る問題を増やす。
丁寧な文字を書く。
やったものを見える化する。
「何それ?もっと秘策はないの?」
秘策を知っていたら私は学習塾なんてやらずに秘策を売って大儲けするだろう。
ネットで検索して探してください。
殆どの生徒はとりあえずある程度はやる。
そして私は親御さんから感謝される。
数ヶ月私の塾に通っていると嘆きの声を上げる親御さんが出てくる。
「やらない」「成績が伸びない」「反抗的」
だいたいの生徒は努力が続かない。
それが続くのが上に行く生徒だ。
私は続けられる様にサポートをする。
通う事で勉強を日常に取り入れられるがお休みをするとリズムが崩れて大きく戻ってしまう事を分かってはいない。
親御さんが我が子をコントロール出来ているかどうかが分かれ目で、幼い頃からの育ち方が大きく影響しているのが現実だ。
でも諦めないでください。親御さんもお子さんも無いものを嘆くのではなくて今出来る事をしてください。必死に考えて対応してください。
親御さんの日常生活を少し我慢して受験生に注力してください。
日常の中に受験勉強を組み入れて少しだけを続けてやれる人にしてあげてください。
週に一度100をやるより毎日10ずつやる方が蓄積されると考えてやってください。
それを話し合って決めたらあとはゲームをしても良いと伝えてください。
「親の前では常に机に向かってないと怒られる」と嘆く生徒もいます。
勉強の仕方は教えて簡単に習得出来るものではありませんが習得すれば何事にも活用出来る一生の宝です。
高校受験が習得の大きなチャンスです。
どこの高校に入るとか、成績がどうのとかは小さなあるいは中くらいの目標です。
目標達成の為に勉強の仕方を習得する事こそがより大きな目標です。
親御さんが思っている以上に大事な勉強の仕方は将来の生き方とも言えるのです。